NHKホールです。
昨日&一昨日の2日間は東京は渋谷にあるNHKホールで矢井田 瞳 CONCERT TOUR 2007 " IT'S A NEW LIVE "があり、二日間とも超満員のお客さんを前に、このツアーの終盤を迎えている今現在のヤイコの熱い思いが見事に昇華したステージに。昨日のライブ終演間近に彼女が放ったこの言葉に思わずぐっときました。「自分が守りたい事を守る為に、私はこの先も攻め続ける」このシンプルで真っ直ぐな言葉が、今の彼女の全てを物語っていると。写真はNHKホールの舞台の奥から見た客席。ここは約3,500人程のキャパが有り、なかなかいいホールです。やはり、オレが日本で一番好きな大阪フェスティバルホールと同じ様にもう、数え切れない程の素晴らしいアーティスト達のすごい音楽の足跡や感動をホールが吸収しているからです。キャパの割には見やすいし、音もいいのが何より。東京フォーラムAみたいな,ホールで5,000人もキャパがあって、ほんまに見づらいし、音も今一なとこはほんまいやでございます。あんなに大きく奥深い会場はお客さんも舞台が遠くてイヤやろうし、我々スタッフもイヤなんですからね。なんであんな会場作るんやろ?意味が解らん。ただし、ホールCはいいのですがね。今では武道館のほうが全然素晴らしい。ほんま。あぁ~話が違う方向に。下の写真は客席からは見えない処の下手側にある舞台操作盤。舞台下手(しもて)これは舞台の専門用語で、客席から舞台を見て左側。ちなみに右側は上手(かみて)と云われ、殆どの舞台用語は歌舞伎の世界で大昔から使われている用語を我々も使っています。ちなみに寸法も舞台関係ではメートルでは無く、尺の世界がどっこい生きています。いまじゃ、こちらのほうがパッと解りやすいのでございます。我々、舞台を生業とする者は。この舞台操作盤からは、普段は美術&照明バトンの昇降を。紅白歌合戦などの時には、迫りが上下したり、ステージをスライドさせたり(その為に客席から見えない処が異常に広いのであります)とか大技を操作して見せてくれます。操作盤のちょうど真上には舞台の安全を見守る神棚があります。やはり安全第一ですからね。楽屋から舞台に向かう処にも神棚はあります。出演者達がそっと手を合わす姿もいいものです。これは1F客席最終列での一枚。音響ミキサー卓の処でのツーショットを。毎度お馴染みの我が友「コータロー」彼は音響のスペシャリスト。なかなかの腕前の持ち主。性格はこの顔を見れば解るでしょ?彼は年中、ご覧のように短パン。時々見ているオレ達が寒くなる時もあるけど、お構いなしで年中=短パン。不思議。右隣の細面(コータローの半分位?)は初登場であります。照明プランナーでありオペレーターの原口君。彼はなかなか鋭い感性の持ち主で、ヤイコの音楽をより一層深く仕立てあげ、感動を与える手伝いを。時には拍車をかける程のスピード感を仕掛けてきます。当然、二人ともヤイコのコンサートには無くてはならない人達です。ヤイコのコンサートツアーも後残すところ、名古屋と大阪フェスティバルホールを二日間の計3本。どんな終幕を迎えるのか非常に楽しみであります。その前に明日はマーチンの仙台・宮城県民会館でのコンサートが。こちらはまだ3本目。頑張らねば。