カテゴリ:行動が起きないとき
急に寒くなってきましたね。
私は身体が寒さについていっていなくて、特に朝は、 全身がかじかんでます。 昨日は久しぶりに茂木健一郎さんの本を読みました。 『脳の中の人生』 2005年の「少し古い本ですが、茂木さんの本には 相変わらずワクワクします。 茂木さんの本には、時々小説家ではないかと錯覚するような 美しい言葉や、ドキッとするような表現が使われていたり、 例)愛は人を見境なくする 少年のような探求心を感じたりするところに惹かれます。 昨日読んでいて面白かった個所が何か所かあるのですが、 今日はそのひとつめのご紹介です。 すぐにわかるような、やさしい判断をするときと、 なかなか結論を出すことのできない難しい判断を下そうと 努力をしているときと、 どちらが脳は活性化していると思いますか? 難しい判断のときだろうと私は思ってしまいましたが、 実は、やさしい判断を下している時の方が脳の背外側前頭前野皮質は より活動的であるそうです。 「くよくよと悩み、思い煩って判断する時の方が、脳を使って いるかのように思いがちである。 しかし、そのような状態は、脳の成り立ちから言えば、むしろ判断 したくてもできないような状況に当たる。 ちょうど、行動をとるべきではないときに、脳の運動野の活動が 抑制されるのと同じように、明確な判断の材料がないときには、 判断の司令塔の活動も低下するのである。」 私たちは、時々くよくと悩み思い煩うということをやりますね。 時間ばかりがかかって、なかなか決断ができなかったり、 結論が出なかったりします。 この茂木さんの本を読んで、それは明確な判断材料がないから くよくよ悩むという状態を作っているのだということが よくわかりました。 時間ばかりかかってて、結論が出ない時は、しばらく考えるのを やめると決めたり、 特に夜は考えないとルールを決めたり(夜考えると悲観的に なりがちです)する工夫をして、 判断材料が集まるのを待つのが正解なんだなと感じます。 逆に、凄い決断を直感でパッと決めたことがある、という経験も あると思います。 直観が働いているとき、まちがいないという確信が持てる時は、 十分な材料が脳の中では揃い(自分では把握できていなくても) 判断しているのでしょう。 判断材料を集まるのを待つという猶予もないときは、 悩んでいる事項を紙に書き出したり、信頼の置ける人に話をして、 悩んでいる材料を全部並べてみるのもひとつの方法です。 自分一人で頭で考えているだけでは、堂々巡りすることも 紙に書きだしたり、話をしてアウトプットすると、 どれだけの材料があり、どこで悩んでいるのかが見えてきます。 そういったことをできるだけ頭が前向きになっている午前中にすると、 判断が下せたりします。 コーチ相手にそういう材料出しをするのも、いい方法です。 コーチからのフィードバックや、 「一番ひっかかっているところはどこですか?」などの 質問をもらうことで、考えが深まったりします。 判断材料が揃わずに思い煩っている時は、判断材料が少ないとき。 あるいは、心にアクセスしていなくて正しい正しくないや 損得で判断しようとしているときです。 損得や正否ではなく、自分がやりたいのかやりたくないのか、 という気持ちの材料を並べてみましょう。 夜は考えず、昼間にやりましょう。 そういったことを続けていけば、判断材料が集まってきて 決断が下せるようになりますよ。 ベストライフコーチング あなたのクリックをご協力くだ さい。ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月17日 09時16分23秒
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