カテゴリ:自己基盤
この3日間、2階納戸の片付けについて書いてきましたが、
ひととおり両親からもらった手紙に目を通したことは、 昔の私をまたひとつ理解するプロセスでもありました。 部活をさせるために大学にやったんじゃないという主旨の 父の手紙を読むと、父のいつもの強い口調が聞こえてくるようです。 私は幼い頃から、威圧的に話す父が怖かったのですが、同時に 愛情深い面もありとても感謝もしていました。 愛情を感じ感謝をしている人が、時々物凄い形相で叱る。 叱られると、その内容を尤もと思い、ごめんなさいと謝る。 それを繰り返しているうちに、私は自分の意志を尊重することよりも 父の意見や考えを尊重してきた、 そして、それが日常の思考パターンを作ってきた、 ということを、手紙を読みながら感じました。 2月26日から始まった全4回のNHKドラマ「太郎の塔」で、岡本太郎は 体制や常識的な考えに、NON!と抵抗します。 抵抗すると、幼少時代はいじめられ、その後もきっと変人扱いされる ことも多かったでしょう。 それでも自分を貫く強さ。 私はそういう強さにとても憧れていたのだと思います。 長い年月をかけて、いろんな経験をし、今はそういう強さを以前よりは ずっと身につけ、楽になっている自分も再確認しました。 もちろん太郎さんのようなNON!ではなく、柔らかい言い方ですが・・。 父が他界した今は、遠く離れた娘がちゃんとした大学生活を 過ごすようにと、筆を取り手紙をしたためてくれた父のことを、 一人の親として、少し距離を置いたところから眺め、 あらためて有り難いと思えます。 物を片付けることは、見えない自分の意識を見つめる作業の連続です。 過去の自分が執着していた物と意識を、今の自分が必要とするものから切り分ける 作業の連続で、今の自分に焦点をあてていく作業とも言えます。 片付けの醍醐味は、環境の改善よりもここにあるのではないかと思えるほどです。 (次回に続く) ベストライフコーチング あなたのクリックをご協力くだ さい。ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月06日 17時58分12秒
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