カテゴリ:自己基盤
私がコーチングを学び始めた頃、とても惹かれたのが「自己基盤を確立する」
という内容でした。 自己基盤は、ちょうど建物の基礎のようなもので、 自分自身を支える基盤のことです。 ここがしっかりしていないと、上部の自分自身がぐらぐらと 揺れることになります。 あなたのクリックをご協力くだ さい。ありがとうございます!! 自己基盤の中には、「未完了」「ニーズ」「価値」「基準」などいろんなものが あるのですが、私は、なかなか「ニーズ」が理解できず、「ニーズ」の クラスを何度も受講しました。 知識としてはなんとなくわかりましたが、今一つ腑に落ちない感覚で いたところ、ニーズを深く理解する出来事が起こりました。 当時の私は、全社員向けに、役立ちそうなニュースをいろいろ流していたのですが、 あるとき社内ネットワーク管理者が全社員宛てに、大事な情報を流しました。 私は、そのメールを見て、考え込んでしまいました。 「彼は、どうして本当に必要な時しかメールを流さないのだろう。」 彼には余裕がある感じがしました。 「私はどうして頻繁に情報提供するのだろう?」 私にはなんだか余裕がない感じがします。 私は、次の瞬間、ハッとなりました。「これは、認められたい、受け入れられたい、 つながっていたいというニーズだ。」と気づいたのです。 見えない背骨がすっと抜けていくような感覚がありました。 私の所属する部は、社員を管理するという色彩が濃く、私はそこのトップだったので 無意識に他部署の人たちとの間に溝を感じていたのだと思います。 このことに気づいてから、私は、お役立ちメールをあまり流さなくなりました。 ニーズに駆り立てられていた、ということに気づき、 本当に必要なときだけ伝えるようになり、気持ちが落ち着いたのを覚えています。 「ニーズ」は、消費者のニーズという時の意味とはちょっとニュアンスが違い、 【満たされない想いや感情】のことを言います。 この「ニーズ」があると、人は駆り立てられるように行動を起こします。 ちょうど、幼い子供が、「お母さん、見て、見て!」という時の行動に似ています。 「ニーズ」は何らかの人の承認、受容、愛情、称賛などを求めていることが 多く、それが得られるまでは、心が満たされるまでは、 延々と人は行動を起こし続けます。 しかし、その行動は、自分が本当にやりたいことではなく、何かの見返りを 求めている行動なので、満たされるまで行動をつづけるため、 段々と心は消耗していきます。 本当に必要なのは、自分がやりたいこと思ったことをやることで、 コーチングではそのことを、「価値」に基づいた行動と言います。 なんの見返りがなくても、やっているだけで充実感があったり、楽しんだりできる ことの方を求めていくことが、自分の基盤をしっかりさせていくことになります。 コーチングを学び始めの頃の私は、この自己基盤を本当に面白く感じていました。 自分のコーチとのセッションは、 自己基盤のテキストを元に、そこのワークを実際にやりながら 気づいたことや、自己基盤強化のために何をするか、ということ話していました。 自分のことが少しずつ見えてくる感覚が心をワクワクさせていました。 ベストライフコーチング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月12日 13時36分29秒
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