カテゴリ:コーチとしての在り方
こんにちは。働く女性専門コーチの松脇美千江です。
男性と女性はもともといろいろと違う点がありますが、夫と妻になるとそれがさらに際立って感じるのは私だけでしょうか。 夫は山が好きと言い、私はハワイの海が見たいと言う。 夫は議論が好きと言い、妻は穏やかに話したいと願う。 似たような人と結婚していたら、きっともっと楽に毎日を送っていたかもしれません。 けれど、私はあまりにも違うタイプの人と結婚したので、全く別の価値観や生き方を許容することを毎日修行してきました。 だから今の私があるのは、修行の相手である夫のお陰だと思うことがあります。 大事なのは、違いを越えて相互理解すること。そのためには、相手の育ってきた生い立ちから想像して理解すること。その上で思いやること。 そんなことを考えていたら、昨日はNHKで素晴らしい番組があっていました。 早寝早起きを心がけているので、番組の存在も知らなかったのですが、TEDのプレゼンを紹介する番組があるのですね。昨日はお正月で特集がありました。 その中で出てきた絵本作家のラカヴァ・KKさん。 ラカヴァさんはイスラム教徒が周りに住むなかで唯一のヒンズー教徒という住環境の中で育ち、幼い頃から偏見と事実は別物ということを感じてきたそうです。 「子供の想像力を育てる唯一の方法はできるだけ違う観点を教えること。そうしたときに初めて子供は他の人の立場を考えられるようになるのです。 偏見のない人生は約束できません。皆偏見がある。でも複数の観点を持つように導くことはできる」 コーチとして仕事をしていく中で私が最初にぶつかり、その後もずっと考えさせられるのが、全く違う観点、価値観のクライアントの話を何のバイアスもかけずにそのまま聴いていることができるか、ということです。 相手を尊重する 単純なことですが、この精神がこの壁を低くしてくれます。 ●つれあいとの価値観や考え方の違いを受け入れるのも、 ●ラカヴァさんの「できるだけ違う観点を子供に教えること」も、 ●価値観や考え方の違う人の話を尊重する気持ちで聴くことも、 共通しているものがあります。 人はそれぞれに価値観やものの見方・考え方が違う。けれどもその違いを越えて、自分自身がいろんな視点で物事を見る目を持ち、相手を理解しよう、尊重しようという気持ちで接すれば、相互理解が深まり、世界が広がる、ということです。 今年もいろんな視点から考えることを促せるように、コーチとして精進していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月03日 10時59分04秒
[コーチとしての在り方] カテゴリの最新記事
|
|