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2010.02.05
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カテゴリ:観もの
観に行こうと東京まで行って、2回も展示館の前で涙を飲んだ『ジブリの絵職人・男鹿和雄展』からおよそ2年半・・・。

その悔しさも、もう忘れかけていた頃、その『男鹿和雄展』が兵庫県立美術館に巡回に来ると聴き、何とか期間ギリギリにして観に行った次第であります。30分待ちくらいこれまでのことに比べたら大したことないやい!

展示内容は男鹿さんのジブリ前の仕事から「となりのトトロ」から始まるスタジオジブリ歴代作品の背景画を時代を追いながら展示している内容でした。
アニメ作品の中では背景の1つかも知れないけれど、立派な美術画であることに違いはない。
そう思わせるほどの技術的で筆力のある作品がそろっていました。

「まずは美術設定→だいたいの色を付ける美術ボード→仕上げの背景画」という流れで作業が進んでいき、設定やボードの画も展示されていたのですが、ボードの時点でかなり完成された作品になっているのには目を見張るものが。

やはり男鹿さんの代表的作品となると「となりのトトロ」の自然味あふれる作品になるのでしょうが、個人的には「耳をすませば」のラストに登場してくる丘陵からの眺めのシーンがものすごく印象深いのです。
またよりによって、そのシーンもしっかりと展示されていて、これを観られただけでも来た価値があったというものです。

そんな訳で展示の最後にはしっかりと売店が待ち受けている訳で。(これがジブリ商法<コラ)
そしてやはり感動の余韻にしっかりと分厚い図録を買ってしまっていたりするのでした。










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Last updated  2010.03.17 01:18:28
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