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カテゴリ:将棋
5/25に「イメージと読みの将棋観」の第2巻が発売されました。月刊誌「将棋世界」に好評連載中の記事をまとめたものだけど、抜粋であって全てのテーマを載せていないのが残念。だから雑誌が捨てられない(笑)。その代わりにコラムや新規テーマが載っています。低レベルなアマチュアである私なんかが変化を完全に理解できるわけがないし、特に序盤は難しい。でも過去の名局の終盤の分析は面白い。 この記事の面白い所は、同じ局面なのに6棋士で見解が分かれること。余程形勢に大差がついていないとどちらが有利かわからないもんですね。渡辺竜王なんか正直だから「形勢はわからん」とはっきり言っている(笑)。でも差し手は当たるんだよなぁ。この辺が才能なんでしょう。渡辺竜王は形勢判断の数値もざっくばらんに出していて、これが大局観の優れた証明なのかもしれない。一方羽生世代はどの将棋も難しいと考えていて、形勢判断もそんなに大差がつかないのが特徴。個人的に一番好きなのは藤井九段。特に石田流の見解に代表されるけど、徹底的に理詰めで判断しているみたいで、アマチュアでも理解しやすい。さすが藤井システムなんてものを作り上げた人は違う。 「10年前の自分と今の自分が対局したらどちらが強いか」「10年後の自分と今の自分が対局したらどちらが強いか」というコラムは谷川九段、藤井九段にはきつい感じ。特に藤井九段は切実な叫びという気が… その点渡辺竜王は現在25才。15才と35才との比較なので、お気楽な回答になってますな(笑)。 イメージと読みの将棋観 イメージと読みの将棋観(2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.03 22:53:30
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