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2011.04.01
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カテゴリ:映像作品
監督:麻生学、鈴木浩介
出演者:仲村トオル、 田辺誠一、 萩原聖人、 水野美紀
収録時間:74分
レンタル開始日:2009-10-07

Story
池井戸潤による原作を仲村トオル、田辺誠一ら実力派キャスト共演で映像化した社会派ドラマ第1巻。運送会社社長の赤松は、自社トラックの死傷事故が原因で警察から取調べを受けるが、彼は社員の技量を信じ再調査を要請する。第1話を収録。 (詳細はこちら


 WOWOWで放送していたので録画して見たら、意外に面白かった。

 トラックの脱輪による死亡事故をテーマに、様々な人間の戦いが描かれている。主人公の仲村トオルにはなんとなく薄っぺらさを感じていたのだけど(「劔岳 点の記」も薄っぺらだった。まぁあれは西洋かぶれの登山家という設定だから良いのかもしれないけど(笑))、中小企業の社長の意地と根性をよく表現していた。他の共演者も同様に自らの正義を信じての戦いを繰り広げ、手に汗を握る内容。地上波民放が作れなくなった硬派なドラマが素晴らしい。最後は予定調和の大団円とはいえ、味良く終わって心地よい。久しぶりにハードディスクに残しておこうと思うドラマだった。

 ここからネタバレ。リコールを隠し通して財務を安定させようという常務一派、リコール隠し一派を追い落とそうとする若手社内一派、死亡事故により顧客を失い倒産の危機に立ち向かう社長と従業員、誠実に融資を審査しようとしながらも常務の養娘との結婚を控えて苦悩する銀行員、リコール隠しを暴こうとする週刊誌記者。いずれも自らの正義を信じて戦う。社長が戦うのは当然でその描写は目を引くが、他の者も素晴らしい。若手一派は戦いながらも、最後は夢と現実の中で左遷されたり懐柔されたりで現実っぽい。常務はリコール隠しで会社を守ろうとしながらも、養娘の為に婿の銀行員に手柄を立てさせようという甘さもある。週刊誌記者はリコールを暴こうとするが、自動車会社からの広告収入の前に出版社は記事を潰し、マスコミの力と限界が如実に指摘されている。多面的な関係者のそれぞれの戦いが奥深いドラマになっていた。

 余談ながら、本作は今回の東京電力の経営陣を思わせる。常務はリコール隠しで会社を守ろうとしたが、結局リコール隠しで逮捕され、会社は他社に吸収合併されてしまう。東京電力経営陣は電源さえ回復させれば原子炉は復旧するから損害は最小限で済むと思い、アメリカからの廃炉前提の冷却剤提供の申し出を断り、しかし電源回復に時間がかかり結果として放射性物質をバラまいて日本と世界に多大な損害を与え、結局は国有化を含めた再編成を余儀なくされる。暗澹たる思いだ。





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最終更新日  2011.04.07 22:27:13
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