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カテゴリ:登山
私は粘着質である(笑)。昨年敗退した富士山にはリベンジをしたいと思っている。大弛峠ヒルクライムも最初は押し歩きがあったけど、ちゃんとリベンジはしている。今年は富士山にリベンジだ。
昨年は3700mを越えた所でダウン。高度で言えば、あと僅か76mである。こんな所で何故引き返すのかという、頂に手の届きそうな位置だ。しかし実際はここまで来るのがやっという感じだった。ここまではブルドーザー道なので足を擦る様に運べたけど、ダウンした所は岩場っぽくなっていた。既に足が全然上がらない。30cmも上がらないのだ。頭痛もしんどかった。30分程休んだがどうにも回復しないし、既に長時間の悪戦苦闘で帰りたい気分が強くなってしまった。申し訳ないけど上り道を少し下らせてもらい、下山道への連絡道で上り道から離れた。下山道への連絡道は上りだったが、足は動いていた。下山は疲れてはいたが砂走りなので飛ぶ様に下りられたし、砂走りが終わった後も普通に歩けた。つまり体力的にはまだ残っていたと思う。 高山病と体調不良と体力温存失敗辺りが原因か。第一に睡眠不足。仕事の後だったし、遠足前の園児のごとく興奮もしており、一時間も寝られなかった。第二に、五合目到着からすぐに登山を開始したこと。逸る気持ちを抑え、一時間は高度に順応させるべきだった。効果があるかどうかはともかく。第三に、歩く速度が速すぎた。興奮していて、つい他の人を追い抜いてしまう。頭の中で「プロジェクトD」のサウンドが鳴っていた(笑)。速度が速かったのはジョギングで体力を増強した過信もあったと思う。これらが重なり、歩き出してすぐに息が荒くなっていた気がする。息が荒くなっていても平地なら体力的には問題ないのだけど、如何せん高度がどんどん上がり酸素はどんどん減るわけで、歩き出しの時点で息が荒いのはまずい。唯一良かった点は、あまりに体力の消耗が激しいので途中の山小屋でうどんを食べて体力回復を図ったことくらいか。 以上を踏まえ、やるべきこと。 1.睡眠時間はしっかり取る。超人のんびり3939さんを参考にしてはいけない(笑)。 2.五合目で十分に高度に慣れてから歩き始める。 3.休憩ポイントではたっぷり休む。 4.水分と糖分補給は的確に行う。 5.ゆっくりのんびり歩く。 6.呼吸にも気をつける。 こんな感じか。 しかし疑問もある。乗鞍スカイラインヒルクライムは2700mまで自転車で上ったけど、それらしい症状は全くなかったと思う。畳平で飛騨牛肉まんを食べて一休み後、乗鞍岳に向けて歩き出したら、2800mくらいでだいぶ体がおかしくなった。標高2817mの富士見岳に登る途中もかなり厳しくて、登頂後下る途中でみるみる体調が回復した。これは2800mくらいに高度的な壁があるということなのだろうか。それともヒルクライムで疲れていたからなのだろうか。後者であればいいのだが… 高山病は個人差があるので絶対的な回避策はないけど、この対策で回避できなければ仕方ない。とにかくキーワードは「のんびり」だろう。大弛峠ヒルクライムも5時間かければ私でも上れたのだから、富士山も8時間くらいかけてのんびり登ればなんとかなるだろうと、気楽に考えることにする。悲観的に考えると最初からダメそうだし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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