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2012.12.23
カテゴリ：将棋
Amazonから将棋講座1月号が届いた。将棋講座はここ数年毎月購入していたけど、6月号から購入を停止していた。毎月書店で購入していたのだけど、囲碁講座は数冊あるのに将棋講座がないことが多かった。そんなわけで惰性で買うのもなんなので、購入を止めていたのだった。それなのに突然久しぶりに購入したのは何故か。橋本崇載八段の自戦記が面白いと、日本将棋連盟モバイルのコラムで見たからである。
で、読んでみたのだが… なんだこりゃ。将棋界には齢72歳にして現役プロの加藤一二三九段という伝説の棋士がいる。14歳で最年少プロ棋士、18歳でA級八段という早熟の天才にして、名人を含むタイトル獲得8期の大豪である。と同時に、盤外での逸話も多く、ひふみんの愛称で愛されてもいる。まぁ野良猫に餌をやって訴えられたりもして、一筋縄ではいかない大人物だ。その加藤九段の文体がまんまパロディとして自戦記が書かれとる。タイトルからして「すばらしい大熱戦」と自画自賛である(笑)。これも加藤九段の得意技だ。「私は●三九金と指した。そこで羽生さんは○八八飛と打った。対して私は●五四角と指した。」と棋譜を並べているだけじゃんという文体もそのまんま。更に加藤九段の大好きなうな重ネタも満載である。賛否両論あるだろうが、「私はズボンを持ち上げて気合いを入れようとした。しかし本局では、私は和服を着用していた。」「私はイエスに祈りをささげた。しかし、よく考えると私はクリスチャンではなかった。」と、文体パロディを越えて加藤九段をおちょくっているネタも満載(笑)。腹がよじれたわ。橋本八段らしいファンサービス満点の自戦記だ。けしからんと怒る人もいるだろうけどね。 ところで、巻末を見るとなんとこの講座テキストも3月号から電子版が発売される様になっていたのね。知らなかった… しかも雑誌版が530円に対して電子版は450円。電子版ならハードディスクにいつまでも残しておけるし、これは便利だなぁ。雑誌は邪魔になるので、溜まると捨てていたんだよね。だからなんとなくもったいない感じがして購入を止めたところもあるし。「将棋世界」も電子版があるんだけど、iPad版だけなのが残念。ともかく、今後は電子版を買おう。 NHK出版 将棋講座  【送料無料】NHK 将棋講座 2013年 01月号 ［雑誌］ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2012.12.23 23:17:52
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