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カテゴリ:将棋
ニコニコ生放送 第2回将棋電王戦 第2局 佐藤慎一四段 vs ponanza
今日は先週の反省をして、完璧なへばりつきは止めた。結果として10時から20時過ぎまでやっていたので、へばりつかないで正解だった。現地に行っていたら死んでいた(笑)。まぁ細かい所はタイムシフトで見れば良いしね。それでもほとんどの時間見ていたけど。 で、結果は人間の負け。ソフトの作戦は定跡を外した雁木っぽい序盤で、正直私のレベルではわからない。ただ佐藤四段はまともにぶつかり過ぎた感はある。後手で相手の戦法を何でも受ける8四歩はともかく、玉側の端歩を受けないのはどうなのだろう。棒銀で攻められるなら受けないのもあるけど、ソフトは対入玉に弱いという特徴があるのだから最悪の場合を考えれば受けるのが普通。入玉で勝つのはイヤという妙なプライドがあったのかなぁという気もする。先週の阿部四段はソフトの癖を期待しつつも、万が一に備えて入玉のルートは確保していた。 中盤から考慮時間がソフトを越えたのも謎。Ponanzaは定跡を使わなかったことの弊害で序盤は考慮時間を多大に使っていたのに、力戦系とはいえ人間がそれにおつきあいしていた感じ。序盤の有利は大切とはいえ、ソフト相手に終盤で時間がないのは明らかにミス。時間がなければトイレにだって行けなくなってしまう。阿部四段はソフトとほとんど同じ様な消費時間で推移し、終盤に1時間残す配分だった。 中盤の折衝辺りは人間が有利だった局面もあったみたいだけど、逆に言えばソフトはプロ相手に中盤で互角に戦っているということ。終盤の鋭さは相変わらずだし。もうプロとはいえ、対ソフトの作戦と精神をきちんと整えないと勝てない感じがした。自分は熟知しているけどソフトは間違えそうな序盤に誘導し、終盤にしっかり時間を残す。本局はこれの正反対になってしまった例かなぁ。 ニコニコ生放送の本日の来場者は45万。先週は28万なので、先週プロが勝ってニュースになったことで一般の注目度は上がっていた。対局自体に負けても良いから、このイベントで将棋は面白いというアピールができればいいね。 NHKニュース 現役棋士がコンピューターに初敗北 NHKのニュース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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