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カテゴリ:将棋
出場者が昨日発表されました。佐藤紳哉六段(順位戦C2)、菅井竜也五段(順位戦C1)、森下卓九段(順位戦B2)、豊島将之七段(順位戦B1)、屋敷伸之九段(順位戦A)と、順位戦各クラスから均等に選んだんですね。以下、今年との比較。段位、順位戦クラス、レーティングは現時点(10/7)でのもの。
佐藤紳哉六段 C2 72位 阿部光瑠四段 C2 33位 菅井竜也五段 C1 18位 佐藤慎一四段 C2 104位 森下卓九段 B2 53位 船江恒平五段 C1 34位 豊島将之七段 B1 05位 塚田泰明九段 B2 113位 屋敷伸之九段 A 12位 三浦弘行九段 A 21位 今回は将棋連盟も本気モードという感じ。特に菅井、豊島の投入は素晴らしい。21歳の菅井は振り飛車党のトップレベル、23歳の豊島は子供の頃から将来の名人候補と目されるオールラウンダーで、共に通算勝率が7割を超える。しかも豊島は順位戦で幸運にも恵まれる天運の持ち主で、ある意味将棋連盟の切り札ではないかとさえ思う。二人に代えるソフトに勝てる可能性がある若手は、糸谷、稲葉、永瀬、広瀬、佐藤天、中村太くらいだろう(中村太は現在タイトル戦進行中でタイトルホルダーになる可能性がある為、出場は無理だが)。 佐藤紳哉、森下卓はどのくらい本気で対策を練るか。檜舞台に立ちたいというだけで、昨年の塚田と同じ様な認識レベルだと困ってしまう。屋敷は強いことは強いけど、雑誌「将棋世界」のアマプロ戦で負け越した(と記憶しているが、雑誌そのものは既に捨てたので事実は失念)こともあり、いまいち本気度がわからないのが気がかり。特にA級順位戦の最終盤の頃はソフト対策なんてやってられないだろう。独身の若手ならソフト対策の時間もあるし負けない気持ちも強いので期待できるけど、A級棋士にそれは期待できない。 話が戻るが、将棋連盟の本気度は条件面の整備もある。PCのスペックを同じにしたり、ソフトの貸し出しを認めさせたり。昨年と比較すれば明らかに有利。しかしそれが故に負けられない戦いともなっている。阿部四段の様に、冷静で十分な準備を期待したい。 ニコニコ動画該当ページ 2013年度棋士ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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