自殺したカメラマンが訴えたかったこと
かなり昔の事ですが、忘れられない事件でした。。。。。。 荒野にうずくまる1人の少女を、後ろでハゲタカが狙っている・・・・ 衝撃的なこの写真は、人間の生と死の極限を描き、大きな話題をさらった。。。。そして、ピュリッツアー賞を受賞した。 しかし、それがきっかけでこんな議論が起こった。 カメラマンはなぜこの少女を助けなかったのか? 写真を撮る前に、人間としてやるべき事があったのではないか? 報道は人命より優先されるべきか否か? こうした議論がメディアを騒がせた。 しかし、当の本人は何も弁明せず、受賞数ヵ月後に自殺・・・・・ 彼の死後分ったことだが、あの時カメラマンは写真を撮った後、ハゲタカを追い払い、子どもは無事母親の元に戻ったのだ・・・・ 写真はカメラマンが本能的に反射的にシャッターを押した、という。 そして、次の瞬間、彼はハゲタカを追い払い、少女の元に駆け寄った・・・・ ではなぜ、彼は弁明をしなかったのか・・・? 私はこう思う。 彼はそういう議論の空しさを知っていた・・・ 自分の身の潔白をはらすことよりも、死と向かい合わせに生きている人々の現実を世界に知らせる事のほうを選んだのだ。 無駄な議論に明け暮れる人々に真実を伝えたかった・・・・だから、黙って死んでいった・・・・・ それは、どんな言葉より重い表現だった・・・・ 現実を何も知らないくせに、したり顔で正義を語る偽善者達に、無言の抵抗をした。 彼は命を賭けて、この世の真実を訴えたのだと思う。 メディアの報道にだまされて人々が真実を見失うなか、尊い命が失われたのだ・・・・・ 不毛な議論に終始する人々にこれだけは言いたい。 今、一番大事なことって何ですか? メディアという化け物は、たくさんの人を殺してきた。 マイケル・ジャクソンもその1人だ。 そのメディアが今、死んだマイケルで金儲けをしている・・・・ 乗せられて騒ぐ人々も愚かだ。 私にとって「THIS IS IT」はマイケルの遺体に等しい・・・・・いつまでも側に置きたい、いつまでも観ていたい・・・・でも、今のようなブームに乗ってバカ騒ぎしてフィーバーする気持ちにはなれない。 涙を流しながら、一人でゆっくり観ていたいだけだ。 そしてまたまたメディアのバカ騒ぎ・・・・民主党の小沢氏の政治と金の問題追求 明けても暮れてもそんなことを報道する暇があったら、日本の深刻な現状をどうすればよいのかもっと語れよ 国会で議論すべきは、今の日本をどうするかだろう。 それなのに、最大野党の自民党は「敵失に乗じてあわや政権奪還」とばかりに小沢問題に終始するばかりで、自民党のビジョンが全然見えない。 こんな馬鹿共が戦後日本の政治を支配していたとは・・・・・ 情けなくて、呆れて、もう言葉も出ない・・・・・ 今度の参院選は、投票率史上最低かもしれない。 民主党に頑張って日本を再生して欲しいと言うのが国民の意志だった。 でも、こんな泥沼戦に引きずり込まれてはもうそれも無理かもしれない・・・・ 検察と自民党と公明党が寄ってたかって日本の未来を奪ったのだ。 もう日本はお終いかもしれない・・・・ このままでは株価も下がり続けるだろうし、企業は不況から抜け出せない。そして失業者はますます増えて、今度は正社員すらもどんどんクビになっていくらしい。 こんな状態では、消費が低迷するのは当たり前。 少々の金をばらまいてもらったところで、誰も物を買って幸せな気分になろうとは思わない。 もし、小沢が疑惑どおりのことをしていたとして、そしたら自民党がまた政権に復帰できて、日本は今の不況から脱出できるのか? 正直言って、国民は「政治と金の問題」などどうでもいいのだ。 そんな優雅な話にうつつを抜かしている余裕は無い。 明日の仕事、明日の飯に一喜一憂しているんだよ! 政治家が政治と金の問題を抱えているのは自民党時代にも日常茶飯事だった。何を今さらな話だ。 そんなのどうでもいいから、この沈みゆくニッポンを何とかしてくれ 国民のそういう声が聞こえない人々に政治を任せる気はさらさら無い・・・・・今、一番大事なことって何ですか?