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カテゴリ:HONDAスーパーカブ90
同業者と飲み屋で酒を飲んでいたら、「家にカブが転がっていて邪魔で困っているので貰ってくれないか。」という話になった。何でも今は他界した同業者の父親(かつての私の上司)が15年程前に新車で買ったもので、買い物に使う程度で殆ど乗っていなかったが、5年程前に同業者の息子が通勤に使うために県北の実家から岡山へ持って来て2年程乗っていたそうである。
と、言う事は3年間ほど動かしていない車体となる。保管場所はカーポートの下で、毛布を被せているそうである。排気量は70ccで未だにナンバーが付いているとの事。この情報からかなり上物のカブだと予想できたので、飲んだ勢いでタダなら貰うと言ってしまった。 しかし、昔からどうもカブは好きになれない。あのビジネス然として、改造の余地のないフォルムのために、かつて一度も手を出した事がないジャンルだ。ハンターカブやクロスカブなら喜んで回収に行くのだが、普通のス―パーカブだとテンションもダダ下がりだ。 数日後、何時回収に来るのかと催促の電話があった。何でも私が貰うと言うことを奥さんに話したら、それは有り難い。直ぐに引き取って貰って!と毎日私に電話しろと五月蠅く言うようになったそうである。 ここまで来たらもう逃げられそうもないので、決行日を3月16日午後2時と祝い定めて工作車を出動させる事にした。 そもそもスーパーカブの歴史は昭和33年発売の50ccのC100に始まり、現在まで生産が続いている世界で生産数ナンバー1のバイクである。エンジンオイルなどはヤクルト1本分ほどで何年も走ると言われる程の耐久性がある事で知られている。 スーパーカブ70は昭和43年に50用の49ccエンジンをボアアップして72ccにしたSOHCエンジンを搭載してデビューして、平成10年に発売された1999年モデルを最後に生産終了となっている。それならば引き取りに行くスーパーカブ70は18年前程度の車体となるようだ。 現在のスーパーカブのラインアップは70と90は生産終了となり、50と110の2機種のみとなっているようである。 昨日、追加情報が入った。カブは登録抹消したら90ccだったそうである。 90は昭和43年の発売当時はスパーカブ50用の49ccエンジンをボアとストロークをアップさせた89ccエンジンを搭載していたが、昭和55年にモデルチェンジして85ccとなったようである。 平成20年に生産終了となっているので、同業者の記憶が正しければはやり15年程前の物かも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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