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カテゴリ:HONDAスーパーカブ90
キャブの洗浄が終わり、エンジン塗装も終わったので、エアークリナーケースを外して洗浄し、中のエアーエレメントを確認してみる。きっと新車購入時から一度も交換していないだろうから、真っ黒に汚れているだろうと思いながら取り出してみると、何と!予想に反して乾式のエレメントは新品同様だった。汚れも皆無だ。念の為にエアーコンプレッサーで表面を吹いたものの、塵一つ飛ばないので早々に組み立てる。
キャブの口をエアクリケースのインシュレーターに嵌め込むのだが、これが固くて嵌らない。気温が低いのでインシュレーターのゴムが硬くなっているのだろう。力任せは止めて、ドライヤーで温めると柔らかくなった。もう一つオマケにシリコンスプレーを吹いて嵌め込むとすんなり入った。 後はスロットルバルブを閉めて、エンジン側のマニホールドのボルトを留めて、キャブヒーターやパイプ類の接続、チョークの取り付けなどを行うと完成である。 燃料タンクにガソリンを1Lほど入れて、暫くしてキャブのドレンボルトを緩めてみると、ガソリンがドレンホースから流れ出る。ガソリンがキャブまで来ている事が確認できたので、キーをONにしてチョークを引いてキック。キック。キック。掛かる予兆もない。???。あれれ。私とした事が...。 プラグを外したまま付けていなかったのだ。プラグの発火は確認していないが、焼け具合もキツネ色で丁度良く、3年程前まで乗っていたのだからまず大丈夫だろうと思い、そのまま取り付けてキック。3発で目覚めた。エンジンがストール気味なので、アイドルスクリューを締め込んで回転を上げてやると正常なアイドルに戻る。アクセルを煽ると回転も付いて来る。よしよし。大丈夫だ。試走でも問題無いと思いきや、キャブのガスケットから燃料漏れが発覚。キャブの合わせ目から滲み出たガソリンはフロートチャンバーを伝って塗ったばかりのエンジンヘッドに垂れて、焼き付けができていない耐熱塗料を溶かして行く。こりゃあかん。直ぐにコックをOFFにして、ドレンボルトを緩める。チャンバー内のガソリンを全て排出してガソリン漏れを止めた。やはり一度バラしたらガスケットは交換した方が良いだろう。潔くHONDAに注文する事にする。 エアークリーナーケースの中 新品同様の乾式エアーエレメント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.24 06:25:47
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