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カテゴリ:HONDAスーパーカブ90
カブ90カスタムはプラのハンドルカバーを外すと噂通りバーハンドルが仕込まれていた。スチール製で黒く塗装されているものの、所々にサビが出ていた。取り付けはハンドルに穴が2つ開けられて直にハンドルポストにボルトオンされており、ハンドルクランプは使用していない。従って市販のハンドルを買って来てポン付けとは行かないのである。
ハンドルはこのまま使用しようかと思ったが、ハンドルにプラカバーやウインカーを取り付けるためのステーが4箇所も溶接されているので、これをグラインダーで全て削り取るのは容易ではない事が予想できる。そこで、ハンドルポストに開けられたボルト穴にハンドルクランプを取り付ければ市販のハンドルがポン付けできるのでこの方法で行く事にした。 早速、ハンドルポストのボルト穴の径を測ったら7ミリだ。市販のハンドルクランプの取り付けボルトは10ミリだ。ポストの穴には内側に大きなナットが溶接されているので、このナットごとタップを切らなければならない。しかも10ミリ。これはどう考えても人力では無理と判断した。旋盤が必要だ。 旋盤。せんばん。センバン.....。ハンドルポストをポケットに入れて、写真屋に相談に行くと、以前一緒にラーメンを食べた中庄のバイク改造屋が持っているとの事。早速、2人で出掛けると、工場の前でデザイン屋がラビットを仕入れて洗車していた。工場の中は大昔のハーレーが3台。どれも原形を留めていない。半分になった燃料タンクやドリブンギアが右に付いたリアホイール。どないして動くのだろうか? 若い店主は大男だが愛想の良さは前と変わらない。10ミリのネジ切りをお願いすると、ポストを見ながらカブですね。と直ぐに車種を言い当てた。ピッチはどうします?と尋ねられたが、市販のハンドルクランプにはボルト径の表示までで、ピッチまでは表示されていないので困った。モンキー用のクランプを付けようとしてるのだが....。と言うと、それじゃぁ1.25にしときましょ。と言って直ぐに作ってくれた。財布を持っていなかったが、お幾ら?と尋ねたら、穴2つだけなのでお代は結構との事。すると写真屋が今度は穴開け部品を20個ほど持ってこようと突っ込みを入れる。最後にはデザイン屋を入れた4人で焼き鳥に行こうと言うことで散会となった。よしよし。これで今後の旋盤が確保できた。 ハンドル取り付けに7ミリのボルトを使用しているハンドルポスト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.27 06:18:50
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