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キャブの黒いカバーが消えて3日、未だにその手掛かりすら掴めていない。初動捜査の甘さが露呈した形になった。半径3メートルから半径5メートルに捜査範囲を拡げたが既にカバーは何処か分からない所へ逃走してしまっているのであろう。
捜査員もこの猛暑のため青息吐息なので、捜索を断念してYAMAHAに部品注文を行った。 YAMAHAのパーツリストによると部品名はキャブレターホルダ1ヶ486円なり。あのプラの小さな黒いキャップがこの値段になっているのである。まあしかし、パーツがあって良かった。もし、無かったら大変な事だ。これは作れない。 早速、暑い中再びキャブを外して、キャブレターホルダを嵌めて再び組み立てる。キャブを装着し、アクセルワイヤーとキャブヒーターだけを取り付け、後のパイプ類は纏めて横に垂らしておく。エンジンを掛けてアイドルが直っていなければ、またバラさなければならないので手間を省くためだ。 タンクを取り付け、燃料パイプを繋ぐ。これで用意はできた。チョークを引いて、キーをON、セルボタンをを押すと、1発で掛かった。暖機運転を終えてチョークを戻す。アイドルは止まらない。少しアイドルが高いのは、ストール防止のためにアジャスターを少し上げていたためなので、元に戻す。 以前と同じようなエンジン音でアイドルする。回転の上がりも問題無い。直った。直った。これでやっと安心した。玉の汗を拭って、各所の組み立てに掛かる。見落としが無いように慎重に組み上げて行く。 組み立てが終わったら、タイヤにエアーを補充して試走である。アイドリング、吹き上がり、以前と同じだ。何の問題も無かった。不調はやはりあのキャブレターホルダだったのであろう。あの小さな部品が仕事をしているとは、恐れ入った次第である。 YAMAHA純正キャブレターホルダ キャブに装着したキャブレターホルダ 復調したセロー223 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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