小袖の歴史と趣味の部屋

お正月２日にやっていたのをビデオに撮ってもらって（うちは大阪テレビが映らないんです）
やっと、昨日見終わりました。途中中断がありますがほぼ１０時間弱ありましたからね～。
見ごたえがありましたよ！何日もかかって観ました。
原作は司馬遼太郎氏です。ストーリーはほぼ原作どうりでした。
昔、大河ドラマで観たのと違う所は信長が南蛮の鎧を着ていたくらいかなぁ～？
急ごしらえな荒削りな感じはどうしてもぬぐえませんが、役者のみなさんも中々好演で良かったですよ～！

しかし、かつらがあまり上手じゃなかったですねぇ～硬い感じでガバガバしてたし、
生え際が自然じゃなかったです。時代劇はかつらですよやっぱり！（かつら評論家です　笑）

さて、役者さんですが、信長役の伊藤英明さんはとてもハマっててカッコよかったです。
わりと信長っぱかったのではないでしょうか～？
茶せんまげのうつけ時代の野性味あふれる所が良かったです。
まぁ～信長ファンの私としましては、いろいろ言いたい事はありますが、それでも近年にないいい感じの信長さまでした。

そして、明智光秀の渡部篤郎も好演でした！！
はかなげなミッチーの雰囲気がよく出てましたよ～！

しかし、木下藤吉郎が岡田義徳クンでちょっと頼りなかったです。
岡田義徳クンは好きなんですが、秀吉の出番も少なかったし、これからという所で終わったからだと思うのです。もうちょっとのところでした。

よく話題になる、「なぜ、光秀は謀反を起こしたか？」ですが、
信長との確執、自分が虐げられるのではないかという恐怖、将軍義昭の命、などなどあげられています。
子供たちがこの番組を見て、「濃姫に対する嫉妬かよ～～！色恋か～？？」と最後に言いました。
それが一番当たってたらスゴイですね（笑）
実際、どれが本当かなんて分からないですよね。西行がナゼ出家したのかと同じで、
そんな事はどうでもいいんです。分からなくて当然です。
ミッチー自身にも分からないかもしれません。

本能寺に向かう途中、光秀の雑兵たちは、信長を討つというのは知らされてなかったそうで、
「敵は本能寺にあり」しか聞かされてなかったのです。
後の証言で、多くの雑兵は「徳川殿を討つのかと思った」と言っているそうです。
歴史的には謎がいっぱいですが、その分いろいろ考えたり、検証したり、
たくさんのドラマがあっていいのではないでしょうか？
だから、歴史は大好きで辞められないんです～！

次は、岡田准一クンの「大化の改新」を撮ってあるので、観たら、感想にお付き合い下さい！
しかし、随分遅れてますよね～！