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小袖の歴史と趣味の部屋

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2005年06月26日
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テーマ:『義経』(332)
カテゴリ:義経
とうとう、木曾義仲を討つ為に頼朝軍が動きました。
平家との同盟も断られ、法住寺合戦の時にたまたま法皇に呼ばれて来ていた天台座主明雲や
寺の長吏八条宮(後白河法皇第五皇子円恵法親王)も討ってしまった為、山門をも敵に回し、
その上、行家叔父も味方陣営から姿を消し、敵として現れたのでした。
味方は四散し、兵力も減り正に四面楚歌の状態です!!

これって、戦国時代の信長さまの状況と同じですよ~!
しかし、彼は朝廷を上手く使って切り抜けるのですが、時代は変わっても武士たちの野心は変わらないですね~!

話を戻して、鎌倉軍の総大将は頼朝の弟・範頼。
義経には搦め手の大将に任じられました。義経は伊賀より近江国信楽を越え、宇治川に進んでいきました。
そして、宇治川の合戦です!!治承四年(1180年)五月下旬、以仁王と源頼政と平氏が戦ったのも記憶に新しいと思います。
またココで、源氏同士が戦うのも何かの因縁でしょうか!
しか~~~~し!!非常に不満です!!

宇治川浅すぎです~~~~~~~~!簡単に渡ってしまったではありませんか!!
宇治川は水流が複雑で流れも早く、おまけに深い!
渡りだけでも、ドラマがあるんですよ~~!橋は落とされ、水底に乱杭を打ち、綱を張り、逆茂木を連ねて、
守る方も渡ってくる敵を討ち取ろうと待っているところですからね~!
馬いかだを組んで、えいえいと渡らないと渡れない難所なんですよ~~!
そして、有名な佐々木高綱と梶原景季の先陣争いのシーンも一つもなかったですよ!!ちょっと悲しかったです。ほんま。

まぁ~今回は義仲の最期と言うことで、彼にスポットライトを当てなければなりません!
落ちていく義仲と巴は何ともあわれでした。しかしもっと二人で暴れて鎌倉軍を翻弄させてから討たれて欲しかったです~~!
「どこで、道をたがえたのか。あのまま木曾におれば、木曾を出なんだら…」
涙なみだでございます!!
ココで別れを告げる義仲に巴はドコまでも一緒にと言います。
「義高は誰がみるぞ」という義仲ですが、本当は「巴を連れて参りたいけれども、木曾は最期は女を連れて討ち死にさせたと言われれば悔しい。わしの最期を語りついで後生を弔ってくれ~」といわれるんですよね!
この方がグッとくるんだけどなぁ~~。
そして、巴は具足を脱いで女に戻って落ちていったのです。この後の巴は平家物語には出てこず、
「源平盛衰記」では捕らえられて鎌倉に送られ、和田義盛の妻になり、朝比奈三郎義秀を生んだという事になっています。

義仲の最期は壮絶でしたね~!矢が額に刺さってました!
さようなら~義仲!ありがとう~~!いい演技だったよ~~~!

さて、こちらはまたまた身を隠して震えている後白河法皇と丹後局です。
武者たちが鎌倉方だと分かると急に元気になったりして、あの二人、立ち直りも早いですね~ホントに笑いなしでは見られません(笑)
義経の立ち居振る舞いに好感触の法皇たちですが、これがこの後の悲劇を招く序章なのです~!

そして、義経のところに味方顔してやってきた行家叔父です。
義経は都合のいい事を並べ立てる行家に「なぜ義仲を諌め、導かなかったか」と詰め寄り、言葉に詰まる行家に
席を立ってしまいます!ホント調子よすぎですよね~~!

話は違いますが、今日映画「電車男」を見てまいりまして、最初に電車君と彼女のきっかけを作った
酔っ払い男がこの行家叔父を演じていた大杉漣さんだったのビックリしてしまいました~~!!
叔父さん~~ここでもがんばってたんですね(*^_^*)
彼はドラマ版にも出てますので見てやって下さい~~!
電車男の感想はまたどこかで書かせていただきますね!!

義経の台詞の「何か事を起こそうと思えば、とどまっておらず動く事じゃ、動けば道は開かれる」
いいですね~。私も留まらないで頑張ろうと思いました!!

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最終更新日  2005年06月26日 21時58分31秒
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