小袖の歴史と趣味の部屋

先週見逃した「源平無常」も無事、再放送を見る事が出来ました。
みなさまのおっしゃる通り、ほとんどが回想で「なるほど」とおもいましたよ！
生き残った平家の女人たちの哀れさだけが、よく表れていましたね。
これも世の無常なのでしょうか…。

そして、今回の「平家最後の秘密」
二位の尼時子の策により、守貞親王と安徳天皇を入れ替えた平家ですが、無事守貞親王として暮らすことが出来そうです。
しかし、義経は何となくおかしいと思い、確かめる為に建礼門院徳子の元を訪ねます。
髪を下ろした徳子はきれいなまゆをしていましたね～～！
前までのボンボン眉（？）ではなかったです。

義経は徳子と話し、前から感じていた疑問に確信を得ましたが、自分一人の胸にしまっておくことにしたようです。
それなら一体何のためにわざわざ訪れたのか？私には分かりませんでした。
どうせ見逃すなら確かめることもなかったでしょうに～～！

さてさて、義経クン　人のことを気にしている暇はないのですよ！
鎌倉では、アンチ義経の讒言により、勝利の喜びもつかの間　だんだん立場が危うくなってきたのです。
まず、鎌倉の許しを得ずに官位を受けた者たちの処分として、鎌倉はおろか墨俣川より東に立ち入る事を許さないとのお達しがありました。
義経と弁慶は、その書状中に義経の名がなかったのに安堵し、勝手に許されたと思い込み、鎌倉に許しを請わなかったのです。
「私とて鎌倉に帰る折は官位をお返ししようと思っている」と言ってましたが、その時では遅すぎるのですよ！

この事が更に頼朝の猜疑心をあおり、更に梶原の数々の讒言に合わせ、
二つに神器をまたまた頼朝の許しなしに、法皇に返還してしまった事が、決定的になってしまうのです。

讒言もさることながら、居ながらにして勝利した鎌倉の頼朝と、
戦場に出てやっとの思いで勝ちを得た義経との温度差を感じるのでした！
義経は平家追討に利用されただけなのです。
頼朝もこんなに短期間で、まさかココまでやるとは思っていなかったのでしょう～。
もしかしたら、これらの讒言やお叱りがなくても、鎌倉はなんらかのいちゃもんをつけて義経を蹴落としたかもしれないですね！
不審の理由など何でも良かったのです。義経の人気と法皇の信頼が頼朝には危険に感じられたのですね。

大きな戦いも終わり、後は暗い話になっていくばかりです。
頑張っても、報われない義経クンを最後まで応援しようと思います～～！！

最近、丹後局の妖怪ぶりが見られないのでちょっと寂しいです～～！！


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