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テーマ:思う事は何ですか?(594)
カテゴリ:素朴な疑問
今日で、入社15年経ってしまった
ここ数日、この15年を振り返って色々考えていた 高校卒業して今の会社に入ったのだが 当時のオイラは出世欲が強く、野心の塊だったように思える その結果、こんなにも苦しい思いをするなんて・・・ ・・・あれは入社4年目の年 友人のMくんに誘われマルチをしていた頃のことである 職場では後輩も入ってこず、いつまで経っても小間使い・・・ 縁故入社の多いうちの会社では、新卒で入社する者は少なく 今後も期待は出来なかった このままでは、後輩などいつ出来るか分からない バブルの影響で景気は見る見る右肩下がりで、条件は悪くなる一方 出世と変わらぬ立場への焦りと不安から、償いきれぬ過ちを犯してしまった その頃のオイラは 『とにかく人が良く、仕事が嫌いで害のない奴』 『次の後輩の入るまでの繋ぎ役に適した人材』 要はオイラの引き立て役を探していたのだ ちょうどそんな時、M君は前職を辞めフリーだった オイラはM君に対しマルチで不評を受けた事への、逆恨みをし始めた時だった その為ちょうど良い奴が見つかったと思い、オイラはM君に仕事を勧めてみた 取り合えず 『2~3年もってくれたらいいや』 という気持ちで・・・ M君はなんなくOKをしてくれた そして上司にもM君の事を話し、採用をしてもらえる事に そして案の定、M君の動きは悪く寝坊もしていた だけど、当時の上司は情のある人だったので その事でオイラの評価には影響はなかった そして翌年からは縁故ではあるが、新卒を採るようになった まさに、願ったり叶ったりの状況であった そんな中、よく面倒を見てくれた先輩が突然の辞職 面白く頼りになる人で、メッチャ熱い人だった 入社して初めての別れである 寂しいはずなのに・・・ 何故か少し嬉しくもあった そう、それはしばらくして形となって現れたのである 先輩が抜けたことで、新しい仕事が回ってくるようになったのである これはまさに『棚からぼた餅』であった 毎日が嬉しくて楽しくて仕方がなかった もう既にM君を誘った事など忘れかけていた・・・ だが、M君の度重なる寝坊などでオイラにも飛び火が来るようになった そして・・・ 『なんだよぅ、足引っぱんなよなぁ』 『てか、何でまだ続けてるんだよ・・・』 『あわよくばクビにでもならないかなぁ』 なんて考えるようになっていた 酷い話である・・・ そんなオイラにも心境の変化が訪れた M君のお母さんが亡くなり、続いてお父さんまで・・・ 相当に落ち込んだと思う 特にお母さんの時はショックが大きかったようだった M君にとって1番頼れる存在だったみたいだから・・・ そして一昨年、10年の永年勤続で表彰を受けた 『まさか?』 って、昔のオイラでは想像も付かなかったであろう 今でも不思議に思うほどである 仕事もきつく、朝も早いのに・・・ あの寝ぼすけのM君が、10年もいるなんて 何故? もう、ここまで来ると感謝したいくらいである 『よく今まで勤めてくれた、ありがとう』って・・・ そんなM君に最近ピンチが訪れた・・・ 次回へ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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