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本当は幼稚園に入れてあげたかった。三年かけて、いろんな話をして一緒に成長を見守ってくれた先生。安心して通ってねっていってくれた幼稚園。三年間、コウの居場所を求めて、そこがコウにとって居心地のよいものであるように願って頑張ってきた。夫は、子育てに関心がなくって、障害を決して認めなかった。心臓の告知を聞くのも、検診も、発達が遅れたことも、通院も、検査も全部なにもかも私一人でやってきて。男の人は、受け入れるのに時間がかかるからと諦めて。いつか分かってくれる日が来ると我慢して。コウの入院中も、ユウのことを私の母親に任せて、いつも通りに仕事して帰ってくるのは夜遅く。手術の当日以外、病院に来たこともなかった。障害をなかったことにした夫。障害を認めなかった夫。意識が回復して、ユウのことは認識しても、コウの存在を忘れていた夫。なんで、そんな夫のせいで、コウの幼稚園を諦めないといけないの?障害を否定し続けた夫は、自分が障害者になって何を思ってるんだろう。コウを否定し続けた夫を、私は許すことはできないし面倒見ることなんかできない。