6時前、車で出発。前回の参加時に申請した災害派遣等従事車両証明書を持っているので、その記載ルート通り、外環道大泉ICから三郷-(常磐道)-いわき中央IC、というコース。
7月11日は出発してしばらくは雨が降っていたが、今日は早朝から良い天気。つか、日差しが強くて運転するのに眩しいほど。
前回よりもやや飛ばし気味になってしまい、中郷SAに着いたのが7:40頃。たっぷり朝食タイムをとり、コーヒー飲んで歯を磨いて、再びいわきを目指す。
9時前にボランティアセンターに着き、すぐ5Fの控え室へ。
9時12分頃、控え室で待っているとドン!と突き上げるような縦揺れとその後の横揺れ発生。部屋の中がややざわつく。
しかしスタッフさんは慣れたもの。すぐに非常扉を開け避難路を確保していた。
事務局のPCで調べた地震情報によると震源地は小名浜、震度4とのこと。
うーむ、東京で体験する余震とは全く違う感じ。ユラ、、ユラユラユラ「あれ、地震?」ではなく、いきなりドン!だから。
3.11で生じた地盤のゆがみがここのすぐ近くにあるんだな、とあらためて思う。
作業は今回も四倉の海沿い。総勢15名による津波で砂が埋まってしまった側溝の清掃他。使用する車はピックアップタイプの4WD等、総勢5台となる。
各車のドライバー役、初回参加者はリーダーにはなれないので、複数回参加、作業に車提供なしの自分がリーダーとなる。えー、俺、そんなスキルないのに・・・
車に資材と乗り込む各人員を割り振るだけでも結構大変。結局現地に着いて作業を始めたのは10時半頃になってしまった。
しかし本当に暑い。他のベテラン参加者の方とも相談しながら、午前中に1回休憩を入れたが、その時点でみんなかなりの消耗をしている感じ。
海が目の前。休憩中に防塵ゴーグルや防塵マスクを取って海風にあたり、向こうの人が用意してくれたキャンプ用の保冷タンクの冷たいお茶を頂くと、疲れもじんわりと和らぐ。
今までの作業ではやや休憩時間を短縮してもなんともなかったが、今日の暑さではそうもいかない。つーか危険。きっちり12時には作業を中断して各々昼食をとってもらう。
参加している車の1台が近くのコンビにまで行く、というので乗り合わせをお願いして自分もコンビニへ。
店のトイレで小用を済ませたのだが、尿の色がとんでもなく濃い黄色だった。そのときは大して気にもしなかったが、「排出されるべき水分の多くが既に汗として出てしまっている」ということだったのか、と後で気付く。
昼の休憩時間中にも地元の町会役員さんにいろいろ話を聞く。去年までの夏の賑わい、3月11日の話、その後の話。また、作業参加者が15名もいると、それぞれの3.11の体験なり想いなりがあって、他人の話に思わず引き込まれる。
午後はきっかり13時から作業再開。ところが暑さもピークで、ほぼ30分後には再び休憩してもらう。作業時間はたった30分だが、体力の消耗は相当なもの。
つうか自分がなんだか頭が痛い。あれ、なんか変だぞ、と思っていたら突然左足のふくらはぎが吊った。直そうとして足首の角度をいろいろ変えていると今度はこむら返りが起きる。
あれ? これは、、、熱中症の初期症状かも?!
えー、俺、今日は(しぶしぶとは言え)班のリーダー役なのに、熱中症で倒れるなんてダメじゃん!
幸い、本当に幸いなことに今日は筋肉を冷すスプレーをたまたま自分で持って来ていた。なんつーの、デッドボールのとき使うようなの、あるっしょ(本当にいい加減な説明だな、おいw)
情報処理試験の記述答練で腕が痛くなったことがあったのでだいぶ前に買っといたんだけど、今日、出掛けに目に入ったので「これも持って行くか」と深い考えもなく持って来ていた。ラッキー!
そのスプレーを作業ズボンの上から両足にたっぷりと吹き付けた。ついでに首筋や腕にもスプレーしてクールダウンする。
側溝の中の砂出しをして土のう袋へ入れて、堤防沿いの仮置き場まで一輪車で運ぶ。
それとは別に側溝の上に覆い被さるように倒れているブロック塀を壊して、こちらも移動。
放置されている流木や木の枝も細かくして袋詰めしてゴミ出し。
とその後もなかなかヘビーな作業が続いたが、幸いその後は特に体の違和感は出なかった。
15時に現地を撤収。5台の車で連なってボランティアセンターまで戻り、資材を返して、報告書を出して解散となった。
◎本日の教訓◎
瞬間冷却スプレーは持っていった方が良いよ。今日はあって助かった。
自分が持って行ったのは、まんまこの商品じゃないけど、要は筋肉を冷やせればOK。
あと
帽子、ヘルメット、タオル等、日光を遮るものがない状態で現場に出るのは自殺行為。危険だから絶対やめて。マジで頭が茹っちゃう。
梅干し。
馬鹿に出来ない強力ツールw 塩分も含まれているから十分に熱中症対策になる。
ボランティアセンター出発時に一袋くれるんだけど、今回は全員に行き渡らなかった。もちろん食べないでそのまま廃棄、というパターンが多いからだとは思うんだが、、、
俺も今まで参加した現場ではパスしていたが、今回初めて食べた。
自分で好きなタイプの
梅干しをあらかじめ用意して持参するのをお勧めします。
今回、
冷却スプレーと
梅干しのおかげで大事には至らなかった。マジでそう思う。
◎今回の給油状況◎
今回は往復とも
災害派遣等従事車両証明書を活用できたので高速料金の自己負担はなし。ガソリン代の実費のみ。
いわきにて144円(次回2円割引券付き)、東京にて141円のスタンドで入れられた、、、が燃費がイマイチ。行きが18.68リッター消費で2,690円、帰りが18.15リッター消費で2,559円。速度が前回より上振れ気味、加速-追い越しが多かったのかも。
次回参加時は意図的にエコ走行を心がけてみますね。