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カテゴリ:震災関連
朝6時前、雨が結構強く降っているが、回復するだろうと判断して出発。
来週早々にいわき市のボランティアセンターはいったん休止とのこと。今日行けないと今週はキツイ。出来ればもう一度行きたいが、どうなることやら。 ということで、本日あえて参加。三郷あたりを走行中に雨も止んだ。 常磐道の中郷SAで持参のパンを食べ、9時チョイ過ぎに目的地着。 受付を済ませ5Fの待機室に入る。ちょうどある案件に参加する人を募集しているところ。自分が部屋に入る前に仕事の説明は終わり「~ということで、現地に10人程行って頂きたい。どなたか是非お願いします」とスタッフさん。 ところが手を挙げたのは4人だけ。どうも前日からの継続案件で、なかなかのハードワークなのをみんな知っていて腰が引けている、ということのようだ。 まあ、その判断もありでしょ。不本意ながら、あるいは嫌々ボランティアに参加してもしゃーない。 一方、俺のモットーは「ボランティア参加時に仕事の選り好みをしない」なので、まったく仕事の内容が判らないけど手を挙げた。これで5人。あとは全然応募者なし。結局、まずは5人で頑張って、あとは増員を待とう、ということに。この時点でも俺自身は何をやるか全く判っていないw 行く途中、前日も参加した人に仕事の概要を聞く。 震災後に立ち上がった支援物資の集配センターの一つが近く閉鎖される。で、そこを運営しているNPOに協力して、未整理物資の仕分けと来場した被災者への配布のお手伝い、、、 ふうん、楽勝じゃね? と思ったが例によってw認識が甘かった。今まで参加したボランティア作業の中で肉体的に一番しんどかったかも。 まず、ほとんどの方が車で来られるのだが、その交通整理が大変。ホームセンターの駐車場のように区分線が引いてあるわけじゃないんで、ちゃんと誘導しないと走行路に停める人が続出! そーすっと今度は奥に入れた車が出られなくなっちゃう。 まあこれは被災地がどうだということではなく、もともと駐車場じゃない所で爺ちゃんドライバー、婆ちゃんドライバー、子連れママさんドライバーをうまーく誘導するのが大変、って話。 それから物資の補充。離れた別棟の倉庫から運ぶわけだが、一箱や二箱を人が手で持って行っても間に合わない。ハイエースの後部座席を畳み積載量MAXにして短い距離をピストン輸送でガンガン積み降ろしを繰り返す。午後には腕に力が入らなくなっちったw 物資を受け取りに来る人にまず喜ばれたのがマスク、使い捨てカイロ、紙おむつ。 マスクに関しては考えてみると話は深刻。 福島の浜通りの人たち(特に子供、妊婦さん)は、体内に放射性物質を取り込まないためにも何らかの措置をせねば、という強い思いがあることに他ならない。 正直、サージカルマスクと銘打っている市販品が放射性物質をどの程度ブロックできるのか俺には良く判らん。しかし少しでも効果があるならマスクだってしなきゃ、という切迫感が伝わってくる。 使い捨てカイロはおそらく3.11直後のすべてのライフラインが止まった時の寒さの記憶からなのだろう。この暑さにもかかわらず、あっという間になくなった。 子供用、大人用を問わず紙おむつも必要な家族にとっては重要アイテム。汎用性の高いMサイズは早々になくなり、午前中でストックは新生児用とSサイズだけとなった。 あと、「日本製ですか、日本製はありませんか」と気にするママさんが結構おられた。在庫としてあったのは多分韓国製(しかも日本への輸入を前提としていない製品のようで日本語表記なし)だったのだが、そのまま手ぶらで帰る方もいた。 人出が引いたところで今度は倉庫で送られた衣類の仕分け。 3.11の直後、全国から送られてそのままになっていたものだと思われる。震災直後は、食料、医薬品、燃料あたりの支援が優先されたわけなんで、まあ、しゃーない。 箱も中身も千差万別。 外箱にも「身長140cm程度 女児用 花柄 防寒用上着」みたいに見やすくリスト書きされていて、中は新品もしくは新品同様のクリーニング済みの衣類が畳まれて入っており、そのままそっと出して棚に載せれば衣料品売り場の陳列のようになる、という心配りにあふれたものも多数。これだと確かに被災者が選びやすいわ。 一方で「うーん、テキトーな箱にテキトーに入れたんだねー」と思えるものも残念ながらあった。 どの箱も善意によるものであるのは間違いない。だったらせっかくの善意の品が受け取る側の手数を増やすことにならないようにしなければなあ、、、 自分は今回の震災に関して提供したのは金と労働力のみ。物資は送っていないが、仕分けしていてそう思った次第。 仕事は15時半過ぎに終了。ボランティアセンターに戻り、作業報告に立ち会った後、16時過ぎに現地を出る。 いつものドトール併設セルフGSで給油して常磐道へ。 また眠気に襲われないよう、ここのドトールと2ヶ所のSAに寄ってコーヒータイム。ただし今回はどーしても中野の花道で食べたい理由があるwので、帰路での食事はなし。 ◎今回の給油状況◎ 現地での給油 14.09リッター。単価142円(割引後)。 今回高速に乗る前に併設ドトールでカフェラテ頼んだらガソリン代も3円引きになって単価142円で給油できた。 戻ってからの給油 17.38リッター。単価137円。←これ安いよね。 走行距離は全458km。燃費はリッター14.55km。今回もエアコンほぼ不使用だったため、まあまあ良い燃費となりました。 費用は2,000円+2,381円。総計4,381円です。 ◎今後の取り組み◎ 現行のボランティアセンター休止後、8月29日以降の現地体制をまず確認。ニーズと受け入れ態勢があれば引き続き参加したいと思います。 ◎現地で見た一番ショックだった光景◎ 何と言っても7月7日に見た豊間保育園。そこで俺が泣いてもしかたないのは判っていたが、正直、涙がポロポロ出た。 ◎ボランティアに参加して良かった点◎ 参加者の中で顔なじみが出来た。上述の通り最初に来た作業依頼に応じることにしているので、意図的に一緒になったわけではないが、何度か同じ人と同じ班になった。もちろん被災現場での馴れ合いはナンセンス。それでも顔なじみ、気心知れた人がいると作業も楽だわ。活動終了後に「お疲れ様でした。ご縁があればまた一緒に頑張りましょう」と挨拶するのも悪いもんではない。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月27日 07時18分07秒
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