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カテゴリ:震災関連
今日の日本経済新聞朝刊4面の菅前首相へのインタビュー。まあ、本人の保身的発言あり、結果論的な発言あり、「いかにも」な内容でしたが、メッチャ面白かった部分はここ↓
菅前首相の発言 「(清水)社長は『撤退と言っていません』とも『撤退したい』とも言わず、はっきりしない。結局、東電できちんと話ができたのは2人しかいなかった。 第1原発の吉田昌郎所長と勝俣恒久会長だ。あとは役人以上に役人なのか、責任をかぶらないよう物事を考えている」 ハハハ、、、東電って何万人もいる会社だけど、本当にそうだったんだろうな。 勝俣会長はまあ、キーマン、つーか黒幕。清水社長が福島で無様に土下座しているときから「清水は操り人形、権力を掌握しているのは会長の勝俣」って週刊誌でもネットでもさんざん書かれいたし。 おそらく清水社長としては「ベントしろ」でも「海水入れろ」でも「海水入れるな」でも 「いやー、そんなこと自分に言われても、、、どうすればいいのか、、、うーん」とかで指示を上手く出せていなかったんじゃね。 あるいは他の役員・部長クラスと「こんなこと言われちゃったけど、困ったなあ、どうすればいいかなあ」「さあねえ。お互い大変なことになっちゃったねえ(笑)」みたいに話して時間を無駄にしたとか。 実際、一定規模以上の会社には役職者なのに「自分は指揮系統のライン上にいないんで、、、俺じゃなくて他の人に頼んでくれるかな」みたいな奴いるんだよねw 吉田所長だって決して現場の叩き上げ、というわけではない。東工大の院卒のエリートさん。しかも東電の執行役員。 ・・・東電で執行役員になれるって凄いことだよね。 でも、まあ「現場の責任者はオレ」「現場のことを判っているのは本社ではなくオレ」という意識を持って指揮を執っていたのだろう。 どんな会社でも本社・本店からの珍命令、おバカ命令、はあるもの。それをどう握り潰すか、無視するかは現場の器量。 ベントや海水注入の是非、吉田所長の判断は、長い時間を使って今後妥当性を検証していかねばならない。 しかし要望や対策を受けることの出来る東電の人間が、つまり東電側で指示を出したり、確認したり、補足したり、場合によっては反論したり「要望を受け、なにか行動を起こす」ということが出来る人間が黒幕と現場トップの2人だけだったとは! 結果として全く笑えないことが起きているのだが、、、あまりの情けなさに笑える。 東京電力という巨大独占企業を象徴する事がらだよね。 「話せる相手は2人しかいなかった」って 東電というのはベニヤ板で出来た大きな船のようだわ。ブヨブヨに腐って沈む図体のでかい船。 自分たちだけで沈むのは勝手だが、「俺は責任取れないんで、指示出せないよ」みたいに時間を浪費して、日本を、いや世界を道連れにしようとしたんだからなー。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月23日 23時35分18秒
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