2011年1月9日 映画「オーケストラ!」を見る
以前から見たかった映画「オーケストラ!」が渋谷のBunkamuraル・シネマでやっています。ここは火曜が1,000円で見れるので火曜まで待つつもりでいたのですが、WEBを見るとこの映画のみお正月特別入場料で本日も1,000円であることに気付きました。もっとも最終上映回も1,000円らしいので火曜にあまりこだわる必要はなさそうです。さてル・シネマで最終上映回の18:40からの券を買います。14時頃に窓口に行きましたが既にその回も16番目。センター街のマックでテキサスバーガー2のセットを食べ、TAC渋谷校で情報処理技術者試験講座の説明会に参加。説明会終了後再びル・シネマへ・・・で、肝心の映画なんですが「うーん、あんま面白くない」てか人物の整理が上手く出来ていない。フランス在住バイオリンのソリストやその母親代わりの人、熱心な党員の元ボリショイの支配人、いろいろ繋がりがありそうなんですがイマイチ把握出来ませんでした。主人公のアルコール依存の話も中途半端。ロシア・マフィアの結婚式での銃撃戦やらスポンサーとなるエネルギー会社のオーナーが巻き起こすドタバタも正直メインストーリにどう繋がってるの?という点が良く判りませんでした。「リハなしで合奏していい感じになる」とか「曲が始まって後半になればなるほど演奏が神がかってくる」みたいな部分は1996年製作の「ブラス!」を思い出します。最後の場面で協奏曲のひとつの楽章まるまるを演奏しながらの描写、というのも冗長な感じがしました。あと、このロシア映画のジプシーやユダヤ人の描写は結構辛らつな感じです。劇中のロシア語の会話の中で音符のことを「ノート」、仲間のことを「コレーゲ」と言っていたような気がします。「ノート」は欧米系言語ではどこでも言うのかもしれませんが、「コレーゲ」はドイツ語由来なのでしょうか? あるいは逆にロシア語由来でドイツ語に入ったのか、はたまたラテン語とかからそれぞれ取り込まれたのかな、などと映画を見ながらボンヤリ考えておりました。あと音楽関係の映画で見たいのは「クララ・シューマン 愛の協奏曲」「別れの曲」です。特に「別れの曲」の方はどこかに遠征しても見たい映画です。2010年11月頃、下高井戸でやっていたのですがうっかり見逃してしまいました。