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カテゴリ:小説&絵本・童話のはなし
購入したのはずいぶん前でしたが、やっと『つくもがみ貸します』を読みました^^。 この作品は新聞の図書欄で紹介された時に興味を持って、ちょっとしてから『しゃばけ』のTVドラマ化を知って、先に『しゃばけ』シリーズを何冊か(文庫サイズで販売されたものを)読んですっかりファンになって、買うか迷っていたのを思い切って買ったんです。(最近は文庫本になってから買うようにしていたので) 今日いっきに読んだのですがやっぱり面白かった! あらすじは こんな感じ↓ お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような、ちょっと妙な品も混じっているようで…。彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。ほろりと切なく、ふんわり暖かい。畠中ワールド、待望の最新作。 つくもがみとなった妖たちの雰囲気はしゃばけの世界とよく似ていますが こちらは人とは話さない。 姉弟に話し声が聴こえるのは気にしないけれど、決して話しかけられても返事をしない、しゃべらない、というのが生まれて百年を経てつくもがみとなった妖たちの誇りなのかな? それでも「出雲屋」の清次とお紅の事はそれなりに認めているようで、「出雲屋」に転がり込む厄介事に興味半分(もしかしてそれ以上?)で手伝ったりするつくもがみたち。 1話完結の短編ではあるけれど、お紅たちにかかわりのある「蘇芳」という人物、そして香炉の謎が少しずつ解き明かされていきます。 切ない部分もありますが読み終わってほっとする、気持ちがほっこりするお話ばかりでした。 関係ないのですが、江戸の深川が舞台となっているのですが、この時代、深川は江戸の中心部だったんですかね? 深川というとつい宮部みゆきさんの作品がついつい浮かんでしまうのですが。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2008 09:26:56 PM
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