「身勝手で残酷」
福島県郡山市の自宅アパートに、常時介護が必要な長女=当時(30)=を放置し餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた共同作業所従業員影山道夫被告(57)=住所不定=の判決公判で、福島地裁郡山支部は13日、懲役5年6月(求刑懲役7年)を言い渡した。田中聖浩裁判長は「放置すれば生命、身体に危険が生じることを認識できたのは明らか。親として身勝手で、娘を30歳の若さで死亡させた残酷な行動。酌量の余地もなく刑事責任は重大」と指摘した。判決によると、影山被告は2月下旬ごろ、交際相手の女性方に移り住むため、知的障害で介護が必要だった長女を自宅アパートに放置。3月下旬ごろに餓死させた。産経新聞 →サイトへ