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カテゴリ:日常のできごと
車に乗り込んで駐車場を出ようとしたところでTさんが追いかけてきた。
「〇〇さん、ちょっと待って下さい。店長がお話ししたいと言ってますので。」と引き留められた。 相談室に戻ると店長らしき人が待っていた。 「〇〇さん、折角おいで下さったんだし、こちらも精一杯頑張りますからもう少し相談に乗ってください。」とのこと。 「Tがお示しした通りで、こちらもさきほど精一杯の額を提示したんですが、12万円の開きがあるようですね?。」 「私は最低でも車は100万円の下取りをと考えています。それも闇雲な額ではなくて、一応ネットで全国の下取り額を調べた上での話ですから。確かに下は80万位から上は130万円もありました。丁寧に乗ってきたつもりなので最低100万はあるかと…」 「そうですか。でもうちではこの額がいっぱいなんですよね。」 「T君よー。あなたも○○さんとのお付き合いも長いんだし、T君がその車を100万で引き取って自分の裁量で売ったらどうだい?。最後まであんたが責任を持てばいいんだよ。」 何やら雲行きが怪しくなってきたぞ。 こちらも啖呵を切った以上、本気で来られると冗談では引き下がれなくなってきた。 「そちらがどういう処理をしようと、私は総額から120万円引いてくれれば前向きに考えますが。」と言うのが精いっぱいだった。 そう言われたT氏。 少し困惑したようだったが、「わかりました。こちらも少し検討させて下さい。」とのことだったのでその日は帰った。 それから3日目。 T氏から携帯が入った。 「色々検討しましたが、○○さんの条件を飲むことにしました。是非それでご契約ください。」 「ただし、これは絶対に口外しないで下さいね。普通は絶対できない額ですから。」 と念を押された。←(昔から車の営業マンが使う常套語だね) マツダもホンダ並に渋い値引きになったな~。CX-5で業績がV字回復したせいか?。 それはさておき、相手も本気で来られた。 もう少し引きずってからにしようと考えていたが、こちらが切り出した額なので引き下がれなくなってしまった。 「分かりました。もしここで契約した場合納車はいつ頃になりますか?。」 「コロナの影響で部品調達が思うようにいかず、現在で4~5ヶ月先になってしまいます。年内には納められそうですが。」 「そんなに先ですか。その間今の車は?。」 「それはこちらの都合ですから、納車まで乗っていて結構です。それまでに私も○○さんの車の買い手を必死になって探します。大丈夫です。程度は最高ですから必ず売れますから。」 これはもう契約するしかないかな。 とのことで、「Tさんの都合でいいですから契約書を作って来て下さい。」と返事した。 そして先日、T氏がやってきた。 「もう少し先にしようかと考えていたけど、仕方ありませんね。」と言って実印を押した。 思いがけず急な話になってしまったが、いよいよ私も3台目CX-5のオーナーになることになった。 現在75歳。この車に5年乗ると80歳。健康でもそろそろ免許を返納することを考えなければならない歳がきてしまう。 終(つい)の車とは思いたくないが、そう思わせる年齢に来ていることは確かだ。 「いつかはポルシェをと思って車と付き合ってきたがそれも無理っぽいナ~(笑)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.31 20:03:01
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