カテゴリ:点描
人と暮らすようになって、家に花を置くようになりました。
最初は時たまに。 花瓶を持っていなかったから、ペットボトルの口を切ったのに投げ込んでいました。時々に、酒祭で杯の代わりになった竹筒を使ったり、口触りのよくない景品のビアコップを使ったり。 3年ほど前、萩の花瓶を買いました。 そのころから、我が家には花がある日の方が増えたように思います。 家人はいいます。 「なんのために花を飾るの?」 切り花が三日ほどで枯れたときに、淋しいな、ということも言っていたので、花を飾ることを否定しての発言ではないのでしょう。 花の知識はありません。生け花を習ったこともありません。活け方のよしあしもわかりません。高い花は買いません。わたしが買うのは近所の雑貨屋の、200円、300円の花束ばかり。 つぼみばかりの緑を買ったときは、安いからといってハズレを買ったかな、と思いましたが、つぼみはどんどん大きくなって翌週に代わる代わる開きました。 開いたばかりの花びらの、つやつやとした甘い色。 なんのために花を飾るの? その問いは、なんのために本を読むの、という問に似ているように思えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月22日 07時48分53秒
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