「あるスキャンダルの覚え書き」
この土日は、子どもたちがサッカーの遠征で飛騨までとまりがけで行っており、留守。長野から来ている夫と二人の時間ができました。さっそく、「掃除」を厳命されたよ・・・・掃除のごほうび!?に、金沢まで「あるスキャンダルの覚え書き」を一緒に見に行きました。映画に二人でいくなんて10数年ぶり?だいたい、「R15」の映画をみたのも久しぶり!!最近見る映画といえば「スパイダーマン」とか「パイレーツ」とか「ハリポタ」とか「GOAL」とか、ファミリー向けばかりでありましたからね・・・・とはいえ、最近は「パイレーツ」なんぞは子どもだけで友達と行くようになったので私の出番はありませぬ。さて、見に行った「あるスキャンダルの覚え書き」。イギリスの労働階級の子どもたちが通うちょい荒れ気味の学校。ここに若くて美人、そして中流階級と思われるシーバが赴任してきます。このシーバに、歴史の先生、バーバラが関心を寄せ、友達になろうと近づきます。シーバが手をこまねく生徒のけんかを収めたバーバラに、シーバが感謝して急速に親しくなる二人。バーバラは、ひねくれ性格のせいか、友達も家族もいなくて猫と暮らしています。週末に予定がはいることなどなく、シーバにランチに誘われ舞い上がります。シーバは、年上の夫、年ごろのむすめとダウン症の息子と幸せそうな家庭を持っているんですが、心の中に、ぽっかりと人生の目的を失っているような孤独を抱えているそうで・・・。そんなシーバの孤独感につけこむように近づく15歳の男子生徒。彼とシーバはやがて深い関係になるのですが、バーバラがそれを目撃。それをネタに、シーバを支配しようとするという・・・だんだん本性むき出しになっていくバーバラ、悪いとわかっていながら若い子との不倫を辞められないシーバ。人間の孤独、弱さがむき出して、かなり怖い映画でした!!!ところでシーバは若いころ、パンクロッカー風のメイクをしていました。あこがれのロッカーが、スージー・アンド・ザ・バンシーズ、という設定。70~80年代、私も大好きであったロッカーです。スージー・スーがかっちょよくてね~!!(^^)、どうも当時のレコードがすべて、昨年CD化されているようです。これは要チェックだわ♪というわけで、怖い映画でした。孤独とはだれしも抱えるものなのでしょうか。私のように忙しくて孤独とか焦燥とか感じてる暇がない者には、実感として味わいにくいものなのですが、何かのひょうしにそうなる可能性だってありますよね・・・。一緒に見た夫も「怖い、重すぎる」とびびっていました・・・映画のあと、駅前から香林坊のほうまで歩いて、とある居酒屋で軽くいっぱい・・・しかし。注文した品がでるまでに1時間もかかるとは!その品とは「めじまぐろの刺身」。文句を言うと「めじまぐろは時間がかかるんです」とのおこたえ・・・いったいなぜなんでしょうか。というわけで家に着いたのは11時半くらいでした。