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カテゴリ:山口県
山口県岩国市 『寂地峡①』の続き。
竜頭の滝を目指してまだまだ上へ登っていく。 上へと登っていくたび、どんどん澄みわたっていく寂地川の清流。 竜門の滝。落差は18m、段のある岩を勢いよく水が流れ落ちる。手前に大きな岩があるので全体像を見れないのが惜しいが、轟音や少し見える大きな滝壺から相当なスケールであることがうかがえる。 竜頭の滝。落差は14m。薬研のような形をしたV字に凹んだ岩の真ん中を、滝壺に向かって豪快に水が流れ落ちている。五竜の滝の中で最も上流にある滝。5つの滝の中でも一番全体像がはっきりと見える滝で、深く大きな滝壺の水は底が見えるほど澄みわたっている。 竜頭の滝から木馬トンネルまでの極端に狭い一本道。 木馬トンネル。ケヤキ、ブナ、スギなどの木材を運搬する目的で掘られた手掘りのトンネル。完成まで10ヶ月かかったという。 拝み堂。木馬トンネルを出て右手、少し上ったところにある拝み堂跡。かつて観音様が竜ヶ岳の頂上にあり、参拝が困難であったため、ここにお堂を設けていたという。現在は石造仏が安置されている。 木馬トンネルを出たら、あとは山道をひたすら下っていく。 宇佐八幡宮。御祭神は明記されていない(八幡宮だから応神天皇、神功皇后、仲哀天皇だろうか?)。1108年(天仁元年)に豊前国(現福岡県東部、大分県北部)の宇佐八幡宮の御分霊を勧請し鎮座したのが始まり。1312年(正和元年)に現在の地に奉遷し、その際に宇佐の地名を賜っている。古くは大内氏や毛利氏からも篤い崇敬を受けていたという。 南蛮鉄燈籠。県指定有形文化財に指定されている。室町時代の初期に藤原朝臣安信によって作られたもの。災害によって土中に埋もれていたため一部が失われているが、鉄燈籠としては県内で最古のものと言われている。 宇佐八幡宮の大スギ。八幡宮の周辺に自生しているスギの巨樹群。その中でも参道の左手に見えるスギの巨樹は樹高約60m、周囲7.5m、樹齢900年と言われ、県内で最大の大きさを誇る。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.04 21:00:02
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