大分県別府市 『龍巻地獄』
一定の時間を空けて定期的に湯が噴出する地獄。別府地獄めぐりの一つ。国の名勝、市の天然記念物に指定されている。30~40分の間隔で、地面から勢いよく湯が噴出するいわゆる間欠泉。アメリカのイエローストーン国立公園やアイスランド、ニュージーランドの間欠泉と比べて、噴出周期が短い。泉温は約105℃だが、地下の熱水は150℃ある。1回の噴出時間は約5分で、噴出した時の高さは約50mにも及ぶと言われているが、現在では安全面の考慮から噴出口の周辺に石の天井や壁が設けられている。園内にはつつじ園があり、4月中旬から5月上旬にかけて、園内の斜面を華やかに彩る。売店では園内の農園・果樹園で採れた果物や、別府・国東の土産が販売されており、ジェラートショップでは大分産のミルクを使ったジェラートや果樹園で採れた果物の生搾りジュースが販売されている。入場料は大人450円、小人200円(団体割引有)。7ヶ所の地獄を見学できる共通観覧券もあり、こちらは大人2200円、小人1000円(団体割引有)。龍巻地獄入り口。売店があり、別府や国東の土産が販売されている。龍巻地獄噴出地。湯が噴き出す前。間欠泉が噴き出す場所の周辺は石の壁と天井が設けられており、手前には湯だまりができている。湯が噴き出すと約6分~10分噴出し続け、その後約30分~40分間隔を空けた後再び噴出。これの繰り返し。アイスランドやニュージーランドの間欠泉は1日に数回、数時間に1回噴出するのに対して、龍巻地獄は周期が短いのが特徴。龍巻地獄観測席。まるでスタジアムの観客席のようになっているが、噴出する直前になると満席になるくらい人が集まる。噴出までの間、つつじ園を散策。訪れた時は椿の花が咲いており、散華が道をピンク色に染めていた。ついに噴き上がり始めた龍巻地獄。地下からゴゴゴと音が上がった後、天井の石を打ちつけるようにして勢いよく湯が噴出していく。その様は名前が示す通り、まさに竜巻のよう。ちなみに泉温は約105℃と、別府地獄めぐりの中で最も熱い。勢いよく湯が噴出していく様子。石の天井がなければ、上空50mまで高々と湯が噴き上がるんだとか。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村