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カテゴリ:ベトナム
年末年始の長期休暇で現在タイに来ていますが、減量を目指しているので、こういう食事が安くておいしいところでは誘惑されてたいへん。それに回りにはブタやウシのように太った(ちょっと言い過ぎですか)欧米人が朝からビールを飲み、肉料理やシーフードをがつがつ食べているし。
食後といえば、タバコ、コーヒーですが、こちら東南アジアではなかなかおいしいコーヒーにありつけません。バンコックのような大都会になれば、日本人やイタリヤ人の経営する店で、あるいはスターバックス等で自分の好みのコーヒーが飲めるでしょう。 ところで、話は急にベトナムに飛びますが、かつて私は3年程ベトナムのサイゴンで生活していました。コーヒーは大好きでよく飲むのですが、ほんとにうまいと思って飲むのではなく、習慣ですかね、一日数回飲むこともよくあります。 ベトナム式のフィルターを通して飲むコーヒーはなかなか風情があり、味も濃くてなかなかおいしいと思っていました。椅子もパリのように通りに面した所に並べてあったり、なかなかセンチメンタルな曲がながれていたりで。 これがずっと飲んでいると、だんだん飽きてきます。日本式のコーヒーが飲みたくなってきたり。自分が日本人だからか。 いろいろと考えてみました。 1.一般のカフェには一種類のコーヒー豆しかおいてない。選 ぶのはホットかコールド、ブラックかミルク入りぐらい。 2.ベトナムのコーヒーはほとんど香りがしない。 3.カフェ・スウ・ノン(ミルク入りホットコーヒー)のミル クは自分で入れるのではなく、店員が入れる。それにこの ミルクにはすでに砂糖が入っていてかなり甘い。 サイゴン(ホーチミン・シティと呼ぶ人はほとんどいない)には何千もの大小様々なカフェがあり、賑わっています。ベトナムではカフェに一人で来て読書したり、考え事をしている人はほとんどいません。誰かと話をしに来ます。日本のようにひとり静かに飲めるようなところはあまりありません。 何年か前からチュン・グウェンというカフェがベトナムのあちこちに出来てきて、東京の六本木やプノンペンにもある、現在も店舗を増やしています。ここの良いところは、値段は高いがいろんな種類のコーヒーが飲める、味もなかなか良いということ。豆も厳選して良いものを使っているのでしょう。一般のかなり安いカフェでは、乾燥したトウモロコシの実も砕いて、カラメルをぬって、コーヒー豆と一緒にグラインドして出しているというところもあるそうです。 それ以来、ベトナムに行った時には、時々チュン・グウェン・カフェに行きます。ベトナムにしては画期的な店です。同じグループの店といっても、各店ごと雰囲気や値段が違いますが、同じ種類のコーヒーを出しています。ようやく、ベトナムにも 落ち着いて、安心して、うまいコーヒーを飲める店ができてきたという感じです。 ベトナムはロブスタ・コーヒーでは世界最大の輸出国として、ただ豆を輸出するだけでなく、ベトナム式の飲み方のスタイルも世界に向けて発信してほしいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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