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カテゴリ:インドネシア
その人の母国語を除いて、その人にとって何語が最も簡単な外国語かというテーマです。
日本人について考えてみます。結論から先にいうと、私は、日本人にとってはインドネシア語ではないかと思っています。 文法的には韓国語が一番日本語に近いでしょう。文字は、見た目では中国語が一番日本人に理解しやすい。しかし、会話では発音が問題になってくるので、日本人に聞きやすい、発音しやすい言語となってきます。そこで、インドネシア語(マレー語、フィリピンの各言語なども)ということになります。 私はインドネシア語は片言しか話せません。インドネシア(おもにバリ島)に行くときに、つきあう人達がほとんど英語を話すので、へたなインドネシア語を使う気になりません。もし、これが、田舎の方に滞在して、周りに英語を話す人がいなければ、私のインドネシア語は飛躍的に上達すると思います。食べるにも、泊まるにも、何をするにもインドネシア語が話せないと生活できないという状況になれば。 インドネシア語は日本人にとって発音が簡単です。母音と子音の配列が比較的日本語と似ているので。ほとんどローマ字読みで通じます。欧米などの言語は、その子音の発音が日本人にはなじみにくい。中国語、タイ語、ベトナム語など声調のある言語は、同じ文字でも声調が違ってしまえば、全然通じないので、これも発音の面からみればたいへんです。 私は日本人にとって、発音が一番難しいのがベトナム語だと思っています。ベトナム語は一般的に6声あって、その声調がピタット決まらないと、ベトナム人は理解してくれません。いわばベトナム語のストライクゾーンはかなり狭いということ。それに比べると日本語のストライクゾーンは広く、かなりずれて発音しても、日本人には類推できる場合が多い。 こういう言語は学校に通って、初めに発音を徹底的に先生から教わらないと、後でたいへんなことになります。私は独学と友達から少し教えられた程度でしたので、13年間の間、ベトナムに住んだり、通ったりしてますが、発音はいいかげんで、会話でも苦労してます。 インドネシア語が世界の共通語になってくれれば、どんなに日本人にとって助かるか、などとあらぬことを考えてるのは私ひとりですか。皆さん、英語にどれほどのお金と時間とエネルギーを費やしているかわかりませんが、インドネシア語は1ヶ月バリ島に行って、地元の人達とインドネシア語を交えながら(まじめに?)遊んでいると、日常会話程度はすぐ覚えますよ! 文法に関しては、みんな一番苦しむのは動詞の変化ですね。 英語はまだ変化は少ない方です。ドイツ語、フランス語、スペイン語でもロシア語でもかなり変化しますね。ギリシャ語などはもっとすごいですよ。 それに比べて中国語やタイ語などは動詞はいっさい変化せず、その替わりに文に過去や完了、未来を表す語を付けるだけです。なんと便利なこと! タイ語式に英文を作ると、例えばこんな文章ができます。 ゲストハウスでの会話: You no pay yesterday. Can you pay now? この会話で十分通じるのです。こういう英語を自信をもって堂々と話すタイ人が多いです。日本人でも初めは、こういう英語で十分だと思います。後できちんと話せるようになればいいわけですから。(いつまでもこのような英語ではちょっと寂しいが) 私は大学では英語の他に、ドイツ語、(聖書の)ギリシャ語、(聖書の)ヘブル語などを勉強しました。独学ではスペイン語、フランス語、タイ語、ベトナム語、ロシア語など。 このうちものになったのは、英語の他に、タイ語、ベトナム語ぐらいかな。スペイン語も、スペイン語圏に行って生活していると、少しずつ復活してきます。その他片言覚えて役に立ったのは、トルコ語、ハンガリー語、ビルマ語、中国語など。 私は語学にお金と時間とエネルギーを使い過ぎました。 その多額なお金をもっと有効活用していれば、現在自分の生活にもっと違った展開がみられたかもしれません。 英語でも、日本では職場や個人の生活で必要としない人がほとんどです。そういう人は海外にでも出ない限り、英語は必要としません。無理に必要のない人が英語を勉強するより、専門の分野でもっと勉強して、給料をもっともらった方が今の日本では賢い生き方です。もちろん、一部の、毎日英語を使って仕事をしている人達は別ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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