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今日は世の中は休みですか、私の会社は仕事です。悲しい!
かつて、10年程前に通産省が支援した、シルバーコロンビア計画というのがあって、覚えている方もいるかもしれませんが、当時はバブルの頃で、テレビや雑誌などでさかんに海外移住について語られていました。失敗に終わりましたが。あれはゼネコンのために計画されたもののようです。日本人のシニア向けの住宅を建設するということで。 私はまだ引退するには、今でもまだ早過ぎますが、当時その移住のブームに刺激されて、根っから旅行が好きな方ですから、連れと一緒に、どこか将来住みやすい所はないかとあちこち出かけたものです。ロンドン、ウィーン、パース(オーストラリア)、ハワイ、バンクーバー、メキシコシティー、コスタリカなど長期滞在しました。当時は欧米志向で、落ちても中南米あたりに住みたいなあと考えていましたが。その頃にも例えば、アジアではタイのチェンマイなども人気がありましたが、当時の私は全然興味がありませんでした。 若い人はロンドン、パリ、ニューヨーク(最近ではミラノもそうですか)にあこがれますね。私も最初はアメリカ、次にヨーロッパにあこがれ、行ってみたいと思っていました。私の学生の頃には、海外旅行は一生のうち一度行ければいいと思ってましたから。年を取ってくると、長時間のフライトはきつくなってくるし、さまざまなことから旅行自体行けなくなってしまう人が多いでしょう。暇で金を持っているシニアは違いますが。そういう意味では、若いうちに、なかなか行きにくい国(遠い、物価高、反日など)に行っておくのもいいでしょう。東アジア、東南アジアの国々はいわゆる、安(く)近(くて)短(期)で簡単に行けますから。 やはり、欧米は、より若い時の方が楽しい。若い時の貧乏はけっして惨めではない。ボロいジーンズはいてても、現地の青年と意気投合できる。その点、貧乏な不良中年も快適に過ごせるのがアジア。アジアでは、金がなくても一目おかれるのが日本人です。日本人というのはアジアではひとつのブランド!? ロンドンのあるレストランでのこと。ある老年の婦人が一杯のコーヒー(ティーかな)を飲みながら、ジャケットのポケットからビスケットを、ときおり取り出して食べていました。これは日本のレストランではなかなかできない行為ですね。私にはこの光景は貧しく思えたのですが、イギリスでは問題ないのでしょうか。昔、知り合いのアメリカ人とレストランに行った時にも、彼と奥さんはコーヒーを飲みながら、家から持ってきた食べ物を食べていました。さすがに、私はここは日本だから、控えたほうがいいですよと言いましたが。 いずれにしても、短期の欧米旅行は夢のように楽しく過ぎていくが、ずっと住んでみるといろいろと細かいところがみえてきて、懐の寂しい人には厳しいところ。 バブルの崩壊で日本経済が、その後10数年も停滞するとは考えてもいませんでした。当時はテレビでこのままバブルが続けば将来、コーヒーの値段は一杯1500円もするだろうとか、日本は世界最大の債権国で、ゆくゆくは多額の金利収入で十分に食っていけるとか、まじめに語られていました。 しかし、アメリカに吸い取られて(間接的に日本からの金で作られた全米各地のインフラはすごい。アメリカを車で走っていると感じますよ。それと比べて、世界第2位の経済大国日本のインフラはまだまだ整っていない。特に田舎はひどい。)縮んでしまった日本経済は、今後伸びる可能性は少なく、巨額の財政赤字のために、ますます日本は住みにくくなって来るでしょう。 シルバーコロンビア計画は失敗に終わりましたが、このまま日本経済が沈んでいくと、タイに行くのも難しくなってくる時が来るのだろうか。現状ではそんなことは考えられませんが、いろいろ調べていくと日本の将来は暗い!そう考えると、行きたい人は、行ける時に行っておくのが無難なようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.10 14:19:45
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