|
カテゴリ:カテゴリ未分類
みなさんは、どの国で、どの都市で楽しい体験をされましたか。もちろん、男性により、女性により、個人により、いろいろと条件が異なるので、一概には言えないかもしれませんが。日本人として滞在して快適な国(親日の国)はどこかという質問です。
答えとしては、台湾、ブラジル、カナダ、、、などが予想されますが。一般論ばかり話していてはおもしろくないので、次に私の体験から。 わたしは、スペイン、トルコ、パキスタン、エルサルバドル、ビルマなどで、特に日本人として楽しい思い出をしました。もちろん、この他の国々でも楽しい思い出はたくさんありますが。 【スペイン】 だいぶ前の話になりますが、スペインに行く前にドミニカに 行って、スペイン語は少し練習していました。それと(当時はミシガン州の大学の学生でしたが)同じ英語のクラスのキューバ人の女性を見つけて、スペイン語を教えてもらっていました。スペインに行って、スペイン語がちょっとできると、スペイン人の対応は全然違います。すぐに知り合いができて、食事に行ったり、フラメンコを見に行ったりしました。 【トルコ】 日本でトルコ旅行のブームが起きるずっと前に行ってます。 ほとんど男のトルコ人とのつきあいでしたが。女性はあまり見かけませんでした。夕方には買い物などには出かけるのでしょうが。映画館で映画の休憩時間に(明るくなって)周りを見回してみたら、全員男だったり。あちこちのチャイハネでは、日本人だというと歓迎してくれて、アップルティーなどをごちそうしてくれ、オスマンやサムライの話題に花が咲きました。露土戦争でロシアに領土を取られた憎しみか(あれから100年以上経っているが)、日本がトルコの宿敵ロシアに勝利した(日露戦争)喜びからか、日本人は持ち上げられました。 イズミルの街に着いたときには全然情報がなかったので、警察に聞いたら、何と街の中心までパトカーで送ってくれました。とにかく、大都会イスタンブールといい、エーゲ海のリゾート地ボドルムといいあちこちで歓迎されました。 【パキスタン】 パキスタンはほんとうに親日の国です、インドとは仲が悪いですが。イスラマバードの日本大使館で知り合った、最高裁判所の長官の家に呼ばれ、ご馳走されました。長官はパキスタンは明治維新や日本の経済発展から学びたいと言っていました。一介の旅行者としては考えられえない体験でした。ただ、アフガニスタンとイラクの戦争では、日本は独自の意見もなく、アメリカの言うがままにイスラム諸国を敵にまわしたようなものですから。これからこの地方を旅行する人は、かなり気をつけなければなりませんね。今まで日本は、イスラエルともアラブ諸国ともいい関係を保ってきたのに、今までのその努力は台無しです。イスラム諸国も好きな自分にとっては残念です。 【エルサルバドル】 何かの本に、この国は世界で最初に(日本の属国である)満州国を承認したと出ていました。このひとつの事実からもこの国の日本への強い思いが感じられます。首都サンサルバドルのツーリスト・インフォメーションで、懇切丁寧に説明され、資料をもらったことを覚えています。中米は日本人旅行者はほとんどいないし、しかも、街を歩けば、チノ、チノ(中国人)と呼ばれることたびたびで、腹の立つことおびただしい。小さな親切がほんとうにうれしく感じられる。第2の都市、サンタアナの日本レストランでも、あまり食べなかったのに、オーナーには親切にしてもらいました。日本人が少ない、あるいはほとんどいない状況では、日本人が恋しくなります。 【ビルマ】 仏教国ビルマはやさしい人が多い。 あるレストランで、旅人からお金を取るのは申し訳ないと聞きました。とかく金を使うので、旅人には宿と飯は無料で提供するという考え方からでしょうか。今だにそう考えるビルマ人がいるんですね。アフリカにも同じような考え方をするところがあります。その代わり、自分のところに旅人が来たらやはり無料でもてなすということです。 歯医者に行ったとき、ちょっとした治療でしたが、治療費は要らないと言われて驚きました。兄弟のひとりが日本に行ってるとは言っていましたが。 ショルダーバッグの肩にかけるところが、切れそうになっていて、市場のある店で直してもらったところ、やはりお金は要らないと言われて驚きました。悪いと思ったので、少しは払って来ましたが。いったいどういうことでしょう。私は一見の名前も知らない旅人です。どこかの国の商人のように、思いっきり吹っかけてもおかしくない状況です。無料にしてもらった、まけてもらったという金銭の問題ではなく、その気持ちがうれしかったです。まだ地球上には金、金、金の拝金主義に侵されていないところがあるんですね。悲しいかな、観光客の増加と共に、そういう人の態度がだんだんと変わっていくのは。 なにか自分がよくしてもらった体験ばかりですが、客としても善意で接していれば、その人達の応対はいつまでも変わらないのでしょうが、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|