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カテゴリ:カンボジア
国境の町といっても、実際、カンボジアとタイの国境は、町からバイクで10分ぐらい走ったところにあります。でも、この街はタイとベトナムの影響が強く、カンボジアらしくない町です。
あまりにもタイ(東南アジアの大国)が近すぎるため、町(というか村)はタイ化(私の好きな言葉です。不思議な響きがありますね。)しています。まず、どこへ行ってもタイ語が通じる。モトバイに乗ってもタイ語を話す運転手が多い。いいですね、こういうところ。英語でなくてタイ語。人々は競ってタイ語を勉強しています。タイ語学校花盛り!タイ語はここでは人気 No1 の外国語です。相手が中国人に見えようが、日本人に見えようがお構いなしに、タイ語で話しかけてきます。 ところが、町にタイ人の観光客(おもにカジノに遊びに来る)はやって来ても、この町に住んでいるタイ人はほとんど見かけません。外国人で多いのはベトナム人です。ベトナム人は中国人同様商売が上手で、どこへ行っても、あっという間に店を繁盛させます。もちろん、ぼります。コッコンには地元の若者に人気のベトナムのカフェが2軒、フーティウ(南部ベトナムに多い麺)の店、飲み屋、マッサージの店などがあります。それから、ベトナム人のバイタク。 町では、カンボジアとはいえタイバーツが通用し、もちろんカンボジアリエルも、どこへ行ってもタイバーツでOK!コッコンにだけ滞在するなら、ドルもリエルもいりません。これが、プノンペンやシアヌークビルへ行ってしまうと、タイバーツは全然通用しません。最小単位は5バーツ。1バーツ単位の小銭を使うのは面倒なので、値段は5の倍数でついています。 コッコンは、眠りこけているような超のんびりした町で、見るべきところはほとんどありません。しいていうなら、2年前にできた大きな橋ぐらいかな。レストランやカラオケ、赤線地区もありますが、たいしたことはありません。こんな町にひとりのドイツ人が住み着いて、ゲストハウスを開いています名前は Otto's 。彼がコッコンでは唯一にして最大のサイト、http://www.kohkong.com を運営しています。英語ですが、読んでみると、内容はまじめですね。私も彼の意見に同調する点多し。腐敗した入国管理の役人や、ぼったくりのモトバイ運転手などについて書いています。 ほとんどの欧米人旅行者は、バンコック、シアヌークビル間をなるべくコッコンに寄らないで、ダイレクトに行ってしまいます。たまに、私のような客が、この町でのんびりして、それから、バンコックなり、シアヌークビルなりに出発します。町にはほとんど見るべきものはないのですが、素朴な人達との出会いが楽しい。道を歩いていると、小さい子供が、ハローと声をかけてきます。 この前行ったときには、北陸の大学で学ぶ大塚君が、この町に魅せられて5日間も滞在してました。何もないようなところですが、なんとなく人をやさしくつつみ込むような町コッコン。夕暮れ時の橋の近辺は絵になります。 この写真は3ヶ月前にできた Asia Hotel。エアコンルームが10ドル、ファンルームが5ドル。部屋はとてもきれい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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