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私がときどき読んでいる、副島隆彦氏の学問道場の中の「今日のぼやき」の最新版に、興味深い論説が載っていたので、関心がある方は読んでみてください。
題名 「宇多田ヒカルがアメリカで成功しない理由 日本音楽属国論=日本音楽界剽窃(ひょうせつ)天国」 著者 SNSI研究員:光 アメリカで現在も、最も有名な日本の曲は、坂本九の『上を向いて歩こう』、英語名は Sukiyaki Song です。どうして、今までアメリカで、日本人歌手によるこの曲を越える曲が現れないのか。宇多田ヒカルは、十分可能性があるのに、どうしてアメリカでは人気がないのかという問題について、著者は1.音声。2.人種分布。3.(全米での)プロモーション=ロードを省いたこと、の3つの観点からアプローチしている。 それぞれの分野で鋭く分析していて、説得力がある。いかんせん、楽天のブログと違って、読みにくいかも知れないが、このような鋭い分析を読むことは、大いに知的刺激となろう。文章はかなり長いが、少なくとも初めと終わりの部分はわかりやすい。 私もたまにカラオケに行くことがあり、日本語の歌、英語の歌を歌います。一般的に英語の歌の方が、日本語の歌より歌いにくいですね。ひとつの音にひとつの単語が入っていたりして。日本の曲の場合、ひとつの音に、ひとつのひらがなの文字が対応していることが多く、曲のイメージがシンプルに感じられる。例えば、日本語名『哀愁のカサブランカ』、日本では、郷ひろみが歌っていますが、日本語と英語で歌ってみてください。日本語の方が単調に感じられませんか。 日本語より英語の方がより音楽に向いているのか。オペラを作るなら、どうしてイタリア語の方がドイツ語より優れているのか、という問題についても著者は分析しています。私にとっては、とても新鮮な論説文でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.09 07:47:46
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