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カテゴリ:ベトナム
私は、だいたいが見るよりも、自分が参加する方が好きです。スポーツにしても、娯楽にしても。でも、年々、見る方が多くなってきたのは残念ですが。
社交ダンスはベトナムのサイゴンで習いました。サイゴンでは、一番有名な労働クラブのダンス教室で。全部で10ヶ月近く通ったかな。当時は、確か、週3回(月、水、金か、火,木、土)ので3ヶ月のコースが、一月の月謝が260円でした。ベトナム人料金です。クラスには、外国人は私ひとりでしたが、外国人がダンス教室に来るのは珍しく、外国人料金なるものはありませんでした。 独学でベトナム語を勉強してましたが、ダンスについていけるか、内心心配でした。モッ、ハイ、バー、ボン、ナム。モッ、ハイ、バー、ボン、ナム。モッ、ハイ、チョン、ハイ、ハイ、チョン。ベトナム語の1,2,3,4です。ダンスはまず、数を覚えれば、後は先生の踊り方を良く見ていれば、何とかついていけそうでしたが。ダンス教室には、カップルで習いに来ている人達が多かったですが、私は相手がいなかったので、女性の教師や、その他の女性が相手してくれました。 クラスには、チャチャチャ、ルンバ、べボップ、ワルツ、タップなどがあって、その中から、いくつか選ぶようになっています。日本のダンス教室にある、ジルバがありませんでしたね。 ダンスは、練習していろんなステップを覚えて、それがきちんと踊れると、気分は最高。アメリカ式のディスコで、あのような自由なスタイルのダンスも結構ですが、べボップでもワルツでも、相手と息があって、ピタリと決まると恍惚感すら感じます。 ベトナムは他の東南アジアの国々とは異なり、社交ダンスが盛んで、ダンスをする人の層が厚い。街中いろんなところにダンスホールがあります。結婚式やパーティーの後でダンスが始まるというのも、よくあることです。若い人でダンスが踊れる人が多いのには驚きます。日本はアメリカの影響ばかり受けないで、ヨーロッパの国々の良いものをも、もっと取り入れるべきだと思います。ベトナムは、たまたまフランスの植民地だったので、フランス文化の影響が色濃く残っていますが。 私が一時期宿泊していた某ホテルでは、早朝ダンス(割安)のプログラムがあり、出勤前の人達が結構来てました。週末になると、華やかにダンスパーティが開かれていました。私もその騒々しさに惹かれて、何度か踊りに行きました。若い人よりも年配の人達に上手な人が多いです。やはり、ダンスは練習と経験がものをいうので。男性が上手だと、初心者の女性をうまくリードすることはできますが、その逆、男性がへたで、女性にリードしてもらうというのはたいへんです。私はよく相手の足を踏みました。へたな私は、おばさんにリードされて踊ったものです。ダンスホールでは、一般のディスコと違って、年配のおばさんの存在感があります。 米軍がベトナムから撤退した、サイゴン開放は1975年4月ですから、あれから今年で30年。あの当時ドンコイ通りのマキシムで米兵相手に踊ってた20の子は現在50才です。まだあの世代の女性達があちこちのダンスホールで踊っています。私はリードされるのではなく、早く上手になって、若い子をリードしたい。と思っても、ゴルフと同じ、練習が大切で、練習を怠るとなかなか上達しません。 今では、すっかり、いろんなステップを忘れてしまいました。まだ覚えているのは、チャチャチャぐらいです。 ああ、悲しい! ダンス関係 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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