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旅行の準備で何が大切かというと、いろいろあげられるが、その中で最も大切なもののひとつは、ビザ(入国許可証)です。ビザがなくて行ける国は問題ありませんが、ビザを取らないとその国に入国できない場合は、まずはビザ取得が第一です。
だいぶ前の話になりますが、私がアメリカの大学で勉強している時に、クリスマス休暇を利用して、中米のベリーズという国に、教会を建てるプロジェクトに参加して行って来ました。 私の参加したグループはほとんどがアメリカ人、そして一人のイギリス人と一人の日本人(私でした)。プロジェクトの説明会では、アメリカ人はベリーズ入国に関してはビザはいらない、たぶん日本人も大丈夫だろうということでした。私自身も調べるすべがなかったので、そのまま参加しました。大学のある、雪の積もるミシガンから、大型バスで南の暖かいフロリダ州のマイアミまで移動。マイアミの空港では、何と私だけが飛行機に乗れませんでした。日本人はビザがないとベリーズには入国できないということでした。ショック!!その悲しさといったらありません。しかも、ベリーズのビザは、マイアミからかなり離れた、テキサス州のヒューストンのイギリス領事館まで行かないと取れない、といわれました。ひとり寂しく行ってきました。ついでにルイジアナ州のニューオリンズも観光してきましたが。当時は『地球の歩き方』もなく、インターネットもなくてベリーズの情報は手に入りませんでした。ヒューストンでビザ取得後、ひとりベリーズに向かったのでした。 前置きがだいぶ長くなりましたが、ビザはないに越したことはありません。欧米などはだいたい、ビザなしで3ヶ月滞在できる国(国よっては6ヶ月以内OKのところも、イギリス、オーストリア、メキシコなど)が多いのですが。 【東、東南アジアの場合】現在、 <ビザなし>3ヶ月以内滞在可能・マレーシア、香港 30日以内・・・・・・韓国、台湾、マカオ、タイ 21日以内・・・・・・フィリピン 15日以内・・・・・・中国、ベトナム 14日以内・・・・・・シンガポール、ブルネイ <ビザ必要> 北朝鮮、モンゴル、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、ラオス、東チモール となっています。短期の観光の場合はたいした問題はありませんが、長期に渡ってその国に滞在しようとすると、ビザの問題が大きくのしかかってきます。 例えば、長期滞在に人気のタイの場合だと、ビザなしで30日の滞在がOK。入国前に2ヶ月の観光ビザを取ることも可能。しかし、長期滞在ともなれば、6ヶ月以上も滞在することも多いでしょうから、当然ビザの更新に一旦国外に出るということになります。 そうなると、オーストラリアや中国、インドネシア、フィリピンなど隣国までの距離が遠い国は、時間、金などが余分にかかり不利。以前フィリピンが好きで、短期でセブ島に何度も通っていましたが、長期でセブに住むとなると、まずマニラに行って、そこから近くとも香港まで行かなければビザの更新ができないので、実に面倒です。多額の金額を現地の銀行に預金すれば、タイやフィリピンなどは1年の退職者ビザが取れるでしょうが。 そうなると、バンコックやサイゴンは、陸続きの隣国に行けば新規のビザが取れるわけで、長期滞在するロケーションとしては便利ですね。バンコックにいるなら、一旦、マレーシアやカンボジア、ラオスの国境を超えて、サイゴンにいるならプノンペンに行けば取れるわけです。 ヨーロッパに出かけていた頃は、オーストリアのウィーンも悪くないなと思っていました。バスで隣のハンガリーのブタペストに行って来れば取れるわけですから。 しかし、みなさん、だいたいは仕事や結婚によって、住む国が決まるわけです。私のように、能天気にビザの状況を考えて住む国を決めよう、とか考えている人はまずいません。年金退職者で海外に住みたい人には、私のような発想もわかってもらえるかもしれません。 今日はこの辺で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.15 01:13:22
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