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忙中、閑あり。
これは、旅の楽しみ方についてのひとつのヒントです。 毎日忙しく仕事(生活)していて、その忙しい中から、ちょっと休暇を取って旅行に行くから、その旅行が活きてくるのです。 毎日忙しく仕事していて、まともに休暇も取れずに、ずっと働き続けていると、肉体的に精神的にまいってきます。逆に、働くべき人が、毎日ブラブラ暇にしていて、ときに旅行に出てもあまり感動はありません。 やはり、忙中、閑ありです。 自分の好きな趣味を自分の仕事にしてしまうと、その趣味が楽しめなくなる、ということもあります。 例えば、旅行に行くのが趣味の人が、ツアーコンダクターになってしまうと、休暇に旅行に行っても、日頃仕事で旅行しているので、同じところに行っても当然感動は薄くなります。あるツアコンの人が言ってました。休みに奥さんをパリに連れて行ったら、奥さんが主人は○○美術館に行っても、どこに行っても、あまり説明してくれず、無愛想だったと。 毎月、何度もお客さんを旅行に連れて行って、お客さんに笑顔を振りまいて、いろいろ説明している人は、自分が客の立場になったら、のんびりしたいものでしょう。逆に奥さんとしては、初めて来たパリに感動しているのに、かたわらにいる主人が無感動で、サービスが悪いと、気分が乗らなくなるでしょうけど。 いろいろな料理を食べるのが好きな人が、外食産業に入って、他店のメニュー研究などのために、あちこちで食べるのは辛いですよ。一日に店を替えて、何度も食べるのは、仕事のためとはいっても、なかなか胃袋が受け付けません。人によっては、仕事のため、吐いてまで食べます。 どうなんでしょうか。飛行機に乗って仕事をしている人が、休みにも飛行機に乗って旅行に行くというのは。旅行自体には新鮮味があっても、飛行機に乗ること自体には、楽しさは感じないでしょうね、ほぼ毎日乗っているわけですから。 普通の人から見れば、何度も旅行に行ける人が羨ましく思えるかもしれませんが、その頻繁に旅行している人がほんとうに楽しんでいるかというと、そうでない場合も結構あるのです。 忙中閑ありで、普段忙しく働いている人が、ようやく休みが取れて、温泉に出かけたり、海外に抜け出したりして息抜きすると、その小旅行は十分に活きてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.18 01:28:33
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