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韓国語しか話さないというのは、韓国では当たり前の話ですが。
場所はサイゴンの、とある旅行会社での話。 一人の男がやって来て、カウンターでいろいろと韓国語で話しかけています。もう、どんな内容だったか忘れてしまいましたが、例えばこんな感じ。 「May I help you ?」 「韓国語xxxxxxxx」 「Where do you want to go ?」 「xxxx韓国語xxxx」 「Do you speak English?」 「xxxxxxxx韓国語」 悲しいかな、会話はしているのに、全然通じないのです。受付のベトナム人の女の子も、だんだんあせってきました。そして、近くで何か食べていた、私に応援を頼みました。しかし、私は、韓国語は挨拶程度しかわかりません。彼の言っていることがぜんぜんわかりません。 例えてみれば、外国語のできないアメリカ人旅行者みたいです。幸い、英語は世界のあちこちで通じますが、残念ながら韓国語はそうはいきません。サイゴンにも5,000人以上も韓国人が住んでいるのに、その時は近くに韓国人がいませんでした。 とにかく、韓国語でまくし立てる彼。あんたは偉い! 海外まで来て、一言も英語を話さないとは。その勇気は表賞ものです。そのうち、ベトナムのことですから、いろんな人が集まってきて、何とか会話を成立させようとしますが、うまくいきません。まわりの人間の方が、何かわかる韓国語はないかと考えますが、これがなかなか出てきません。 そのうち立場は逆転して、まわりにいる人達の方が心配し始めました。彼は相変わらず、堂々と韓国語を話しています。こちらは、韓国語がわからないのが、申し訳ないように思えてくるから不思議です。 そのうちに、ミトーとかカントーとか(どちらもメコンデルタにある地名)ボートなどの名詞やOK?をつなげて、会話を成立させたようです。 いやぁ、今まで、外国で韓国語オンリーで通し抜いた人を見たのは初めてです。ふてぶてしいというか、堂々としているというか、とにかく立派です。 日本人の場合は、日本語だけで話していると、さも英語ができなくてすみませんというように、自信なげに話す人が多いですからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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