知り合いのタイ人が台湾へ働きに行きたくて手続きを進めていました。
台湾の工場での3年間の仕事です。出発する前に諸費用として約40万円のお金を払わなければならないそうです。写真を撮ったり、パスポートを取ったりなどの手続きを進めていましたが、どうしてもその40万円の費用が工面できなくて、今回は諦めたようです。
タイ人にとってはこの40万円というのは大金です。私の感覚ではタイ人と日本人との所得格差は5倍以上はあるとみているので、日本人にとってはこの額は200万円ぐらいの感覚です。日本人のお金のない若者が、外国に稼ぎにいくためにこんな大金を払うでしょうか。
幸い日本では契約社員や派遣社員でも、別にそんな大金を払わなくても仕事を得ることはできるので、タイよりは恵まれていると言えるかもしれません。このタイ人のエージェントはかなり稼いでいるでしょうね。タイ人と台湾の企業から。
いずれにしても、貧しいタイ人がまともな仕事をしてお金をためて生活を維持していくのはたいへんです。ましてや金持ちになる道は険しい道。反対に金持ちには金を儲けるチャンスは結構あります。どこの国でも同じですが。
パタヤは観光客にぶら下がって発展しているような街なので、イージーに外国人から金を得ようとする仕事が多いですが、長い目でみれば地道にタイ人相手にまともな商売をしている方が成功する確率は高いと思います。
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