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カテゴリ:タイ
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タイのクーデターの翌日新聞を読んでびっくりしました。しかし、タイのことをよく知っている人ならさほど驚かないはず。たまにタイでは、このような無欠クーデターが起きるので知っておいた方がいいでしょう。前回のクーデターは多少の死傷者がでましたが。今回のは平和裏に達成された。 政治的にいきずまって、邪悪な政治家連中が国内を支配しているよりは、(尊敬されているプミポン)国王のお墨付きをもらって、政治を一新して仕切りなおした方がずっといい。多くのタイ国民をそれを望んだわけだし。 私の知り合いの北部出身の貧乏なタイ人は、タクシン首相派ですが。特に北部のチェンマイを中心とする地域はタクシン首相を応援する貧しい人達が多いようです。タクシンは貧乏人には、医療保険やその他の面でいろいろしてあげたようですが、あれだけ一族が携帯電話事業で私服を肥やしすぎたので、多くの国民から見放されたのでしょう。 東南アジアの中心国たるタイが早く民主主義に復帰して欲しいなどと新聞には書かれていますが、そういうあなたの国の民主主義は大丈夫ですかと聞きたい。東南アジア諸国にありがちな、民主主義とはいえ独裁者が長く政権について、国を蝕んでいくよりは、タイのような(無血)クーデターの方が健全を言えるかもしれない。 タイの場合は、プミポン国王が今もなお国民の絶大なる尊敬を勝ち得ているので、当国の首相が同意しなくても、国王が同意すればクーデターは成功するわけです。タクシンはブッシュと親しいとかいう話ですが、ここまで国民の不満がたまり、国王が政治の変革を容認したのであれば、アメリカも対応策を変更せざるを得ないでしょう。 翻って日本の場合は、アメリカから植民地支配のような待遇を受けながら、意見を言う人が少なく、まだまだ日本の国益や大多数の日本国民の財産は減少していくでしょう。日本人も我慢の限界に達すれば、大昔の百姓一揆のように行動を起こすのでしょうが。 状況は厳しいとはいいながら、まだ何とか生きていける人の方が多いので、まだそこまでは行かないのでしょうか。しかし、小泉政権になって以来確実に増加している社会の弱者。悲しいかな力のない弱者達。労働組合のない派遣労働者、、、。 それにしても、真実を伝えないマスコミ(大新聞、テレビなど)の責任は大きい。日本のテレビを見ていると、欧米のテレビと比較して世界のニュースがかなり少ない。猟奇事件の報道や国内ニュースが多すぎる。もっと世界の現状を伝えるべきだと思う。くだらないトークショウや料理番組、スポーツ番組が多すぎ、日本の、世界の現実から国民の目が遠ざけられるようになっている。 タイのテレビもそれに輪をかけてくだらないのが多い。政治や仕事には興味ありません。毎日おいしいものを食べて、気持ちよく生活できれば、それで結構です、、、となってしまう。しかし、自分達の権利を、生活を守るためには、言うべきこと、行うべきことを実行していかないと、虐げられてしまう。弱肉強食の世の中ですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.23 14:50:10
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