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私の上司は、土日に2日の年次有給休暇をつけて4連休とって、旅行したりしています。人の配置に余裕があれば、年休の取りやすい、比較的恵まれた職場です。年休に関しては。仕事は地味ですが。私も年休が取れるようになったら、3連休でも取って、どこか旅行に行きたい。4連休は無理かも知れないが。
政府は今の景気は戦後最長の景気などと発表していますが、下のクラスの人達には全然実感がありません。日経新聞をはじめ大新聞、マスコミはアメリカ、日本の財界に都合の悪いことは書かないので、この景気(ほんとうにそう呼べるのか?)を喜べるのは、一部の金の潤っている人達です。中小企業の人達のほとんどは、この景気の実感がないと思います。 大企業が好業績をあげている、大きな理由のひとつは、人件費のカット。正規社員をカットし大量の派遣社員などでその穴埋めをしているからです。給料面のみならず、福利厚生面なども含めれば、非正規社員の給料は正規社員と比べると3分の1以下です。しかも非正規社員には組合がなく、彼らの労働条件を向上させようとするところはありません。日本のおとなしい人達は、この劣悪な状況に対して意見を言わないので、大企業はますます、非正規社員の比率を上げています。 農耕民族型の日本人は、下部階層に属していると、まず上に反抗することもなく、おとなしく苦しい労働条件のもとでもよく働きます。「文句を言わず、働きましょう、日本人なんだから」と。狩猟民族型の欧米人は、納得のいかない労働条件には抗議します。非正規社員で最も待遇が改善されているところはオランダでしょう。非正規の社員であっても、十分に社会生活を営んでいけるだけの賃金がもらえるようです。 フリーター、ニート、ホームレスなどこのところ日本の状況がますます悪くなってきていますが、一部には政府発表のごとく、戦後最大の景気をエンジョイしている人達もいるわけで、これが日本がアメリカ化してきている状況なのでしょう。 旅好き人間(特に海外旅行)にとって、休みが取れないのは大きな問題で、三日ぐらいの休日では旅行らしい旅行はできません。定年退職まで待つか、お金が貯まるまで働いて、それから仕事をやめて旅行するか。その繰り返しも疲れますが。 いずれにしても、特殊な職業に就くか、失業でもしないと、長期の旅行に行けないのが、今の日本の現状。会社で働いている限り、土日の休みや3連休ぐらいの休みに近場に行って満足していた方が、その後の人生を狂わせないですむようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.21 15:27:04
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