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学生の頃、「戦争と平和の問題」という講義を受けたことがあります。何故戦争は起きるのか、その原因と、かくも好戦的な人間の本姓について学んだ記憶があります。
日本は第二次世界大戦後、平和国家になり、非核三原則をもっていままで来たわけですが。私もうすうすそういう気がしていましたが、日本はすでに核兵器を持っているのではないかということを。政治家はじめ一部の人達は知っていたんですね。戦後、沖縄の一部の米軍基地には常時核兵器があり、核戦闘部隊が存在していることを。 よく歴代の首相は日本は非核三原則の国だといえたものです。佐藤首相のノーベル平和賞は非核三原則の評価で受けたといいますが。よく国民もここまで騙されてきたものです。まさにマスコミからは伝わってこない事実です。増田氏が増田俊男の世界の時事直言の10月23日号に書いているので参照にしてください。 テレビ、新聞などで日本の核武装が論議されています。しかし、日本はすでに沖縄の米軍が核兵器を持ち込んでいるのに、これから日本は核武装すべきかという論議はピントの外れた論議です。すでに日本は核兵器を持っているのだから。この事実を国民に隠蔽し続けた日本政府、首相たちは、事あるたびにアメリカから脅されてきたのでしょう。 今、時が熟して核武装の論議が始まりましたが、アメリカがそのことを望んでいるからでしょう。ただし核の管理はアメリカがするという条件で。そこで、日本が自前で核兵器を開発しようとする人達を危険視して圧力をかけているようですが。 日本が核武装する場合、アメリカが持っている古い核兵器を高い額で買わされるということでしょうか。自前で開発することができないなら。 しかし、専門家が言っている様に、核戦争になると日本のように国土の狭い国家は不利です。東京、大阪、名古屋、福岡に4発核ミサイルを撃ち込まれるだけで、日本は壊滅的な被害を受けるので。核戦争で有利に戦えるのは、国土の広い国、アメリカ、ロシア、中国などの国です。アメリカなら、ニューヨーク、ロス、シカゴに核ミサイルを撃ち込まれても、他の都市から国土の復興を図ることができる。 日本がアメリカの古い核ミサイルを高額で買わされても、国土の狭い日本は有利には戦えない。アメリカは日本に売った代金で、核ミサイルよりも高度な衛星を利用した兵器を開発するのか。 北朝鮮の脅し(裏で煽っているのはアメリカ?)に頭を痛める日本が、核兵器を持てばこんなに北朝鮮に脅されることはないと、日本も核武装しようという考えは理解できます。しかし、アメリカの属国化している日本が、何から何までアメリカの言うとおりに行動しないといけないというのは辛いところ。自前で核を開発しようとする人達が出てくるのは理解できます。 それにしても、人間はどうしてこうも好戦的なのか。平和に暮らしていけないのか。 歴史をみれば、戦争がなく平和な時代が長く続いたという時期は少ない。ひとつには人間の飽くことを知らない貪欲な本性のためでしょう。戦いが起きれば、弱い国は滅ぼされて滅亡してしまう。せっかく平和に暮らしていた人達も、邪悪な人達によって乗っ取られてしまう。 図式は子供が習うように単純ではありません。この人良い人、あの人悪い人というように。核兵器の存在を知っている人が、非核三原則を強調してノーベル賞をもらったりするぐらいですから。政治の世界は騙しあい。国際政治もそう。表に出てくる情報の裏にある真実の情報をしらないと。日本人は苦手ですね。そういう理解力が。 かく言う私も、今まで騙されてきました。インターネットの普及により、一般のマスコミには載らないニュースや情報が得やすくなり、以前よりは真実を知ることは難しくなくなってきましたが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.23 23:17:56
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