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『知られざる真実―勾留地にて』 植草 一秀 植草氏の渾身込めて書いた本。りそな銀行問題や郵政民営化などの分析がわかりやすく書かれている。時の小泉ー竹中コンビにしてみれば、彼の存在は邪魔でしかなかったのだろう。だから、痴漢行為という冤罪をおしつけて黙らせようとしたのだろうが、この本を読んで見れば、彼の心の底からの叫びが聞こえてくる。 真実はじわじわと広がっていく。真実を伝えないテレビや新聞を利用している限りは見えてこないが、インターネットや本の中には真実を伝えている人が必ずいる。 いつまでも、アメリカや一部の日本人たちのために日本国民の資産が奪われていくのを止めないといけない。何も知らないでいると、いつの間にか自分たちの環境がどんどん悪くなっていく。偽装派遣の問題ではないが、問題に対して正面からぶつかっていかないと解決はできない。 私はたまに東京に来るが、いつの間にこんなに貧しい日本人が増えてしまったのかと驚く。19世紀の搾取されたイギリスの貧しい労働者たちではないが、現代日本で、しかも東京で確実に貧しい人達が増えている。 いろいろと本を読んで見れば、これから状況はもっと悪くなるという。知れば知るほどこれからの日本に悲観的にならざるをえない。 植草氏は人生のどん底に落ちて、死をも考えたが、一遍の詩が彼を死の淵から呼び戻した。その素晴らしい詩を読んでほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.20 21:28:57
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