このところ主要通貨が大幅に上下する乱高下の相場が続いていますが。カンボジアリアルは一体どんな動きをしているのかと思って調べてみました。
ドルとリエルのチャートとドルとベトナムドンのチャートも手に入れたかったのですが、これは不思議と手に入りません。おおざっぱなのはどこかで見かけましたが。
円とベトナムドン、円とカンボジアリエルのチャートは見つかりました。どちらも1円あたりのドン、リエルの値段です。ベトナムドン(カンボジアリエルも?)はドルを含む通貨バスケット制をとっていますが、ドルに対しては極端に変動しません。リエルも。
ですから、ドルが対円でかなり下がっても、対ドン、対リエルでは少ししか下がりません。ところが、ドン、リエルは円に対しては結構変動します。今回のような円高の場合は、断然円から現地通貨に両替するに限ります。ドルから現地通貨への両替は、円高ドル安のメリットが活かされません。
ドン、リエル(もしかしてタイバーツも?)が円に対してほぼ同じく変化するという事実に個人的には驚きました。両通貨については15年以上も付き合いがありますが、こんなことは知りませんでした。恐らく両通貨の通貨バスケット制の中身がほぼ同じだということでしょう。公には公表されていないようですが。
今後円高基調は続くと思われますが、対ドルで円高が続く場合はインドシナの通貨(タイバーツ、ベトナムドン、カンボジアリエル)は円から直接両替した方がメリットがあるということです。カンボジアやベトナムへ行く場合、多くの人は円からドル、ドルから現地通貨というように2回両替しますが。