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カテゴリ:恐慌情報
今年の夏は郵便局でゆうパックの配達をやっていました。埼玉県の小さな地方都市の局で、1時間1,000円でした。仕事のきつさの割には時給は安いと思っていましたが。
私はいろんな車を運転した経験があり、都内もあちこち走りました。道は結構知っている方だと思います。ところが、宅配(郵便局の場合は宅配とは呼ばないが)の仕事は、市のある1部分を徹底的に回るので、都内や埼玉県の主要道路を知っていても全然役に立ちません。最新のその地域の住民の住所(最近の移転も含めて)知っていなければなりません。 ゆっくり運転して、小包を一個、一個配っていればどうってことはありませんが、それでは会社は利益が出ないので、お中元やお歳暮には相当数をこなさないと間に合いません(1日に70個以上とか)。その地域の住民であるとか、宅配経験があれば別ですが、私の場合は、全くその地域の地理を知らないで始めたのでたいへんでした。 小包や不在票の誤配はたいへんな問題で、始末書を書かされる状況にも発展します。住民の移動が多かったり、家の場所がわかりにくくぐるぐる探し回ることもあります。そこは郵便局なので、郵便の同地域の担当者はほぼ100%知り尽くしているので、聞けば教えてくれます。ゼンリンの住宅地図の情報は古いので、常に新しい情報を自分で書き込んでいかないといけない。 長々と書いてきましたが、冬のお歳暮の配達の案内がきて、何と時給が1,000円から920円に下がっていました。話では、冬場の方が、重い20キロの米やりんごの段ボール箱が多くたいへんだと聞いています。階段で3,4階に持っていくこともしょっちゅうです。お客さんにとって、そういうサービスを一度受けると、またお願いしたくなるでしょうね。自分で階段を担いで持っていくのはたいへんですから。 一般住民から比較的信頼されている郵便局(日本郵便)が率先して、時給を下げているようなもので、労働環境悪化の原因をつくっている。私がいた局では、あるレベルのミスを犯すと、1,090円だった時給が1,000円に下げられるというようなことも行われていました。なんと内勤の事務員は時給760円とか、いまどき考えられない時給です。 トヨタやキャノンや日本郵便や、、、日本を代表する大企業が、特に期間従業員と呼ばれる人達の労働者の賃金を率先して減らしている。人件費をカットすると企業は安易に利益を上げられるので。ユダヤ金融資本などの外国人株主にプレッシャーをかけられているのが、大きな原因でしょう。 さらに加えて、近頃の金融恐慌ですから、これが経済恐慌に発展して、給料が下がったどころの話ではなく、会社はどんどん倒産して、3人に1人は失業者というような状況がやってくるかもしれません。不動産会社や建築会社がどんどん倒産しているのが不気味です。 景気を引っ張ってきた新興国の中国、ロシア、ブラジル、インドや最近では湾岸諸国のドバイまで不景気になってきているようで、全然明るい兆しが見えてきません。個人としては、自分の生活を守っていくだけで精一杯の人がほとんどでしょう。円高だというのに、海外旅行はだんだんと高値の花になってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.08 13:00:35
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